中国語がまったく話せないわたしですが、
・中国銀行(Bank of China)の口座開設
・銀聨〔ぎんれん〕カードを作る
ことに挑戦しました。
結果は驚くほど簡単でした。

〔追加情報〕
1.(1)田子坊さんが、出張者のためか
ある支店窓口で口座開設を断わられました。
2014年3月29付 『中国工商銀行は1軒目で開設できましたが、
中国銀行は预园横の支店も含め3軒とも上海市の居住証明が
必要との事でした。』
(2)2016年5月C-Studyさんは、北京の中国光大銀行に
口座開設をしています。
参考サイト 短期旅行者は中国で銀行口座を開設できる?
2.中国銀行(Bank of China)東京支店でも
銀聨デビットカードを提供しています。
3.銀聨カードの日本での利用については
→ このサイトが詳しいと思います。
〔セービング(普通預金)口座通帳〕

〔銀聨(ぎんれん)カード〕

〔中国銀行のトークン〕

〔注意!〕 トークンの有効期限は3年です。
その後の利用については、このページの最期に
説明しています。
テキストはのむてつさんの
通訳なしで人民元口座を開設する方法@上海 です。
※銀聨カードは、中国で銀聨マークのある店なら
キャシュレスの買い物ができたり、
ATMでキャッシングできる機能が付いたデビットカードです。
関連情報
中国での日本のクレジットカード、デビットカードの利用
中国の銀行にネットバンキングできる口座を開設する理由は
・ネットバンキングを利用して
中国での支払いをする。
・円高のときを狙って
両替した元をプールしておく。
・中国元の定期預金をする。(つまり中国元投資)
ためです。
中国銀行を選んだのは
・中国最大の支店網やATMの設置台数
・支店の行員が英語対応でき、
電話問合せには
※スカイプアウトのかけ方 +86 21 95566
・英語対応のサイトがあり
英語でネットバンキングができる
ためです。
また、銀聨〔ぎんれん〕カードを作る目的は
・VISAやMasterが利用できない
中国のお店やATMでも利用できる
・中国のウェブサイトでの買い物に
利用しやすいと考えられる
からです。
※中国銀行のネットバンキングの申込と
銀聨〔ぎんれん〕カードの申込は
セットになって同じ書類で申込ができました。

以下に、
・中国銀行での口座開設と
ネットバンキングや銀聨カード申込の流れ
・中国銀行(Bank of China)に入金するときの注意
をまとめます。
【中国銀行の口座開設】
上海・豫園近くの中国銀行の支店に行くと
英語の話せる行員が何人もいました。

通訳なしで人民元口座を開設する方法@上海 に従って
口座開設申込書を探すと、申込書の様式が
さらに変わっていることがわかりました。
それで受付けてくれた銀行員に
印刷した『通訳なしで人民元口座を開設する方法@上海』
を見せると、
・口座開設申込書
・銀聨デビットカード兼ネットバンキング申込書
を渡してくれ、英語で記入する箇所を教えてくれました。
※当然ですが両方の書類とも中国語です。
必要事項を書き込んで
・パスポート(コピー)
・口座開設のための最低額100元
(1元14円程度なので1,400円程度)
・銀聨デビットカード作成と
トークンの費用15元(同200円程度)
を渡して
・何ヶ所かに署名
・6回程度パスワードの6桁の数字を入力
するだけでした。

少し待つと
・銀聨デビットカードとトークン
・普通預金通帳
・初回ログインのためのメモ
を渡してもらい、
初回ログインの方法を教えてくれました。
※泊ったホテルの住所とホテルの電話番号で登録し、
かかった時間は20分余りでした。
【中国の銀行への入金】
・日本から海外送金する
・中国へ現金を持ち込む
のどちらかをしてそのお金を元に両替えし
次に
・中国銀行のセービング口座に預入れします。
詳しい方法は以下に説明します。
※小額の入金だけならクレジットカードや
VISAデビットなどを利用すると
ATMで元をキャッシングして口座に入金できます。
関連情報 クレジットカードの海外キャッシング
VISAデビットカード
〔海外送金〕
1.日本から米ドルもしくは円建て送金で送金し、
次に中国にいったときに近くの中国銀行に出向いて
元に両替して入金する。
2.日本の中国銀行の支店で円を元に両替し、
中国にある口座に送金する。
→ 中国銀行東京支店のホームページと日本の店舗案内
〔注意〕
1.日本で元に両替して送金できるのは、
基本的に中国在住の中国人に限られます。
(ID番号で確認するとのことです。)
しかし、日本人でも中国銀行東京支店から
中国国内の中国銀行支店へ8万元まで
元建て送金できます。
2.東京支店の円現金からの両替レートは
中国本土とは異なり1日の中でも変化しますが、
中国本土のBuyingレートとほぼ同じです。
参考情報 中国銀行東京支店 個人向けのお客様
→ 「両替・為替」の最後に「仕向け送金」
があります。
〔現金持込〕
3.円現金など外貨を持ち込んで中国銀行で両替する。
のいずれかです。
以下に
・それぞれの方法のメリットとデメリット
・中国に海外送金するときの注意
をまとめます。
中国に海外送金する前に
一読することをすすめします。

〔海外送金〕
中国銀行の日本にある支店からの海外送金
メリット: 元に両替後海外送金するので
そのまま中国の自分の元預金に入る。
(送金できる人に制限があります。)
デメリット:中国銀行の日本支店まで
出かける必要がある
米ドルでの海外送金
メリット:
ネットで
・FXを利用して米ドルへの両替
・シティバンクから海外送金ができる。
・円高のときに米ドルに両替するとお得
(元・米ドルレートは比較的安定しているので
両替レートはそれほど気を使いません。)
デメリット:
両替には本人が中国銀行に出向く必要がある。
※一部の外資系金融機関では自動的に元に両替されるようです。
関連情報
◎YJFX!!トの現受
マネーパートナーズのコンバージョン
外貨受渡の利用 シティバンクの利用
法人での利用
円建て送金
メリット : 円のまま送金できる。
デメリット: たいていの銀行では円建て送金は
窓口のみでしか対応しない。
円・元レートは米ドルレートの影響を受けて
変動が大きいため、両替する日によって
元の価値が大きく変動する。
米ドルより円の両替手数料が高い
関連情報 円建て海外送金
中国の米ドル外貨両替手数料は日本円の半分!
〔現金持込〕
メリット : 簡単
デメリット: 外貨両替手数料が高い。
現金を持ち歩く危険がある。
〔中国に海外送金するときの注意と参考〕
1.外貨を元に両替するため、中国にある銀行まで
本人が出向く必要があります。
中国に行けない場合、日本にある中国銀行(Bank of China)
の支店に出向き、元に両替してから海外送金できます。
2.日本から中国への海外送金は、基本的に自由にできます。
しかし、中国に持ち込んだお金を中国から持ち出すことは
さまざまな制限があります。
関連情報 海外送金に制限がある国(例:中国)
中国銀行に預金したお金(両替した元、外貨を問わず)は、
・中国で使う
・小額なら日本で銀廉カードが使えるATMでキャッシング
・日本の銀廉カードが使える店で買い物をする
しかありません。

関連情報 海外送金に制限がある国(例:中国)
日本でも戦後長い期間、1人当り千ドルしか
海外に持ち出しできませんでした。
中国がさらに経済発展したら
このような制約がなくなるかもしれません。
3.中国籍の人の口座に限りますが、
SBIレミットとマネーグラムを利用すると
関連情報
SBIレミットなら、中国への送金がわずか10分で届きます。
以上、気づいた点はこんなところです。

【トークンの再受取について】
・トークンの更新は3年
・更新は現地の中国銀行窓口でのみ可能
(口座を開いた都市・地域内の支店ならどこでも可能)
・郵送は危険があるので行わない
・窓口に出向くときは、パスポートが必要
・3年の期限前にSMSで携帯電話に連絡する
(Eメールのサービスは無し)
・新たなEトークンを受け取らなくても、
口座凍結はありませんが
ネットバンキングにログインできなくなります。
のむてつさんに教えていただきました
。ありがとうございます。<(_ _)>