『日本のカードを入れると、
外国のお金(現金)が出てくる!』
最初はきっとだれもが驚くでしょう。
・銀行窓口や両替商に出かけて
その国の現金に両替する必要
・多額の現金を持ち歩く危険
・トラベラーズチェックを換金する手間
はありません。
さらに、海外に長期に滞在している人なら、
・円高の日を狙ってATMキャッシングする
こともできます。
※現地に銀行口座のある人は
そのままATMから入金すればよいでしょう。
カードを使ったATMキャッシングは本当に便利ですが、
『利用手数料は無料(もしくは210円だけ)』
という金融機関の説明をそのまま信じていませんか?
カードで外貨をキャッシングするときの両替レートには
金融機関の手数料分(外国為替〔外貨両替〕手数料)が
ちゃんと上乗せされています。
さらに、毎回利用手数料210円がかかるカードもあります。
(かからないカードもあります。)
国際キャッシュカードの利用は、
短期間の海外旅行程度なら
それほど問題はありませんが、
海外での長期の生活費受取などに利用する場合
合計100万円をキャッシングすると
・外国為替(外貨両替)手数料1%の違いは1万円
※実際は4%程度の違いがあります。😞
・1回の利用手数料210円でも30回では6,300円
※1回の利用限度額が低いので、生活費程度の金額でも
何回にも分けて引き出す必要があります。
例:月3回×12ヶ月=36回
と、チリも積もれば山となる の通りです。
〔参考情報〕
1.初めて出かける国なら、その国のカード利用情報を調べましょう。
※1回/1日利用額の制限など、
(タイなどは1回500円程度もかかります。)
2.利用するATMの持ち主によって、現地ATM利用手数料が違います。
※ニューヨークではATMによって2ドル〜5ドルの開きがありました。
2.ATM利用後にカードをすぐに取らないとATM機械が取り込んでしまい、
利用停止・カード再発行の申請となることもあるので注意してください。
→ VISAサイト 海外ATMの使い方 徹底ガイド
4.頻繁に小額をキャッシングすると手数料がかさみます。
(カード会社へ210円程度 + ATMの持ち主に払う手数料※注)
※注: 無料、アメリカ2ドル程度、その他数十円から4-500円程度など
クレジットカード、国際キャッシュカード、
VISAデビットカードそれぞれの両替レートには
どのくらいの違いがあるのか、
両替レートがどのように決まか調べてみましょう。
〔クレジットカード〕
たいていのカードの場合、
海外キャッシング限度額の範囲で
VISA、もしくはMasterの「基準レート」で両替して
現地通貨を引き出します。
(日系カードなら、外貨両替手数料は無料!)
そして利用日から返済日まで
年利18%の金利がかります。
(しかし1ヶ月なら1.5%)
しかし、決済日までに繰上返済をすると
金利負担をおさえることができます。
関連記事 クレジットカードの海外キャッシング
横浜銀行カードなどいくつかの銀行に限られますが
クレジットカードとキャッシュカード機能を併せ持ったカードを
発行しています。
円預金残高の範囲なら
外国為替(外貨両替)手数料は無料になり、
クレジットカードの繰上返済のような手間もないので
お得なカードです。(限度額は30万円程度)
ただし、住まいや勤務先がこれらの銀行の営業エリアに
ある人だけが申し込むことができます。
関連情報 地域限定カード
〔VISAデビットカード〕
ビサの基準為替レートに2.5%〜3%上乗せしたレートで
外貨に両替します。
またそのほか
・年会費がかかる
・1回の利用につき210円の手数料がかかる
カードがあります。
※その一例:スルガ銀行マイ支店 両替手数料などの説明
関連記事 VISAデビット
〔国際キャッシュカード〕
1.SMBC信託銀行
米ドルTTS(仲値に1円を加えたレート)に
3%の上乗せでまず米ドルに両替します。
その他の通貨は、さらに1%程度の手数料を上乗せします。
※米ドルなら約4%、その他の通貨は約5%の
外国為替(外貨両替)手数料がかかります。
また、1回の利用について210円の手数料がかかります。
SMBC信託銀行のサイト 国内・海外で使う の「海外で使う」に
『海外のCD/ATMにおいて現地通貨で引出す際の
円貨への換算レートは、米ドルの場合、
当日の日本のSMBC信託銀行店頭での米ドル電信売レート
(TTS)【ブログ管理者追加:現在レートに1円上乗せ】
に3%を加えたレート(TTS×1.03)となります。
その他の通貨の場合は、提携機関が定めたレートで
米ドルに換算された金額に、
上記のレートを乗じて円貨を算出します。』
と書かれています。
VISAの基準レートに
4%上乗せした両替レートで両替します。
〔その他のカード〕
一般的には、入会金、入金手数料、
割高な外国為替(外貨両替)手数料がかかります。
これらのカードは
・クレジットカードを持てない
・緊急時や2枚目のカードとして、
としてすすめます。
関連情報 その他カード
〔その他カードの例〕
・トラベレックスキャッシュパスポート
通貨別カード、入金手数料1%、
外貨両替手数料は4%と割高!
(自社の両替レートの表示のみ)
・ビザトラベルプリペイド
ショッピング利用1.63%はクレジットカードと同じ
しかしATMキャッシング4%と高い!
以上で国際キャッシュカードについてまとめました。
カードによって
・外国為替(外貨両替)手数料
・毎回の利用手数料、年会費の有無
・(一部のカードは入金手数料1%がかかる。)
などが大きく違うので、
利用目的に合わせてふさわしいカードを選びましょう。😃
【参考情報:VISAデビットカードの申込】
免許証などのほかに「パスポート」、
「外国人登録証」も本人確認に利用できます。
また、住所を示す公共料金領収書(原本)が必要です。
(同姓家族名OK、ただしケイタイ電話の領収書は本人のみ)
→スルガ銀行の説明 本人確認資料について
さらにスルガ銀行には 家族カード があるので
海外で生活する子供などに簡単にお金を届けることができます。
スルガ銀行マイ支店の良くある質問
Q1家族カードを申し込みたいのですが
※家族の本人確認はありませんので、
日本に住む外国人が本国に住む家族に
海外送金するにも便利です。
スルガ銀行のVISAデビットカードの申し込みは
・H.I.S.ワールドキャビット(H.I.S.提供) → ワールド・キャビット
・ktmカード(近畿日本ツーリスト提供) → Knt!トラベルキャッシュ
・スルガ銀行マイ支店への直接申込は、
(プリンターが必要) → スルガ銀行 VISAデビット
からできます。