少なくとも2,3日はかかるでしょう。
(一般の銀行では「一週間以上」
という答えもありましたが、
海外送金に慣れた金融機関なら
当日や翌日に届くこともあります。)
では、受取人が海外にいて、
至急にお金が必要
な場合、どうすればよいでしょうか。
〔追加情報〕
1.SBIレミット、ウェスタンユニオンなら、
手続き後約10分で、
土日や夕方の営業時間※注1 に受取れます。
※注1:銀行以外の指定受取場所
関連情報 SBIレミット
ウェスタンユニオン
※セブン銀行は、送金先登録に2営業日かかります。
2.前もって用意が必要です。
関連情報 実際的な海外送金方法
※ここで説明する方法が利用できない人には
パスポート送金があります。
.海外ATMで使える銀行のキャッシュカード
を利用して、現地で現金を引き出す。
.海外ATMでクレジットカードのキャッシュサービス
を利用して現金を引き出す。
.海外ATMでVISAデビットカードのキャッシュサービス
を利用して現金を引き出す。
まず、今回はすべてに共通する
海外ATMの利用についてお話します。
クレジットカードや銀行のキャッシュカードの裏に
こんなマークが入っていませんか。
このロゴがあるキャシュカードや
クレジットカードを持っていると
海外にあるATMから、現地のお金で
引き出すことができます。
(VISA、MasterのロゴがあるATMも利用できます。)
クレジットカードは
カード会社からの借り入れですから
日本から送金しなくてもすぐに利用できます。
國際キャッシュカード、VISAデビットは
銀行に残高があればいつでも利用できます。
※ATMや同行間の送金なら、夜間、土日、祝日でも
利用できるので、口座に入金さえできれば
すぐに海外でキャッシングできます。
※1回/1日に引き出せる金額に制限があるので
注意が必要です。
VISAデビットならVISAが使える店舗で、
銀行で設定した限度額まで
現地でキャッシュレスで支払うことができます。
[手数料の詳細]
1.国際キャシュカード(SMBC信託銀行の場合)
アメリカドルの場合m’TTSに3%の外国為替手数料
(中値からは4%程度)、
他の通貨は、さらに1%程度(合計5%程度)の
手数料が上乗せされます。
さらに1回210円の手数料、
そのほか現地ATM利用手数料が
差引かれることもあります。
2.クレジットカードの場合:
クレジット会社の基準値で外貨に換算したレートです。
ATM利用手数料、引き落しまで年利18%程度の金利
※引き落としまでに1ヶ月程度の期間があるので
実質的に1.5%程度になります。
外国為替(外貨両替)手数料がかからないので
けっこうお得です。
実際のところ、
クレジットカードを利用するほうが
国際キャッシュカードを利用するより有利です。
関連情報 クレジットカードの海外キャッシング
3.VISAデビットカードの場合:
イオン銀行VISAデビットの場合、
VISAの基準レートに1.6%上乗せしたレートで
キャッシングできます。
(楽天銀行などは2.94%〜と割高)
クレジットカードと比べると、
日本の預金残高からすぐに引き落とされるので、
金利がかからなくてお得です。
※平均10万円をクレジットカードで
キャッシングし続けていると
年間1.8万円の金利になります。(年率18%)
一方、外貨両替手数料は2.5%〜3%程度です。
関連情報 VISAデビットカード
◎ 国際キャッシュカード、
クレジットカードのキャッシングは、
小額 の場合や 緊急 の場合に
利用すると良いでしょう。
海外ATMが使えるキャッシュカードは、
SMBC信託銀行、新生銀行、
その他の大手銀行で利用できます。
関連情報
国際キャシュカードは便利だけれどお得ではない!
[参考情報]
1.国際キャッシュカードの両替手数料は
けっこう高いです。
くわしくは、
国際キャッシュカードは便利だけれどお得ではない!
をご覧ください。
2.クレジットカード、VISAデビットを利用して
キャッシングができるか、カード裏面のマークで
キャッシングができるかどうかを確認してください。
[ご注意!]
1.クレジットカードの場合、
キャッシング限度枠を超えて利用できません。
ショッピング枠とは別ですので注意が必要です。
2.カード利用で気をつけなくてはいけないのは、
スキミングです。
国際キャッシュカードの場合、
預金を不正に引き出された場合、
返還してもらうのは大変かもしれません。
※普通預金口座に多額の資金をおいているなら、
その損害は大きくなります。
国際キャッシュカードは実質的な手数料も高いので、
普通預金も含めて小額だけの利用が良いでしょう。
クレジットカードの場合、
引き落とされるまでに期間があるので
毎月の取引明細を見れば、不正使用を確認できます。
しかし、留学・ロングステイなどで
長期に自宅を空ける場合は、
ネット上で定期的に確認する必要があります。
(ネットカフェなどで確認することはお勧めしません。)
海外の届出先に取引明細を送ってくれる
クレジットカード会社もあります。
3.海外では、紛失や盗難、カードの破損が
あるかもしれません。
また、なぜかわかりませんが、
キャシングできない国や場所があります。
知らない土地で当座のお金がないというのは
大変です。
ですから、複数のカードをもつことをすすめます。
しかし、ここまで考えると、
1.現地の銀行に口座を作って
必要なお金をまとめておき、
買い物はデビットカードで支払う。
2.可能なら現地でクレジットカードを作って
それを使う。
のが一番安全でお得かもしれません。