2018年1月9日から
郵便局(ゆうちょ銀行)は
ネットバンキングでの
海外送金を始めました。
→「ゆうちょダイレクト国際送金」の開始および国際送金の料金改定について
しかし、100万円相当額までで
それ以上の金額を送金するには
いままで通り窓口での取り扱いになります。
そして海外送金手数料は
4,000円(総合口座)〜5,000円(現金)と
値上がりしました。
そしてゆうちょ銀行のサイトには
ネットバンキングの取引方法の説明はなく
とりあえず作ったサービスと感じます。
変更点は以下の通りです。
1.ネット送金限度額は100万円
ネットバンキングでの海外送金手数料が
2,500円→2,000円になります。
(窓口は4,000円〔総合口座から〕)
2.総金限度額
1回100万円、1ヶ月200万円、1年500万円
3.ネットバンキングによる
一部の国への海外送金で
仲介手数料がかかりません。
〔対象国〕
アイルランド アメリカ合衆国 イギリス イタリア
エストニア オーストリア オランダ キプロス
ギリシャ グアドループ サンバルテルミー島
サンピエール島・ミクロン島 サンマリノ
サンマルタン スウェーデン スペイン
スロバキア スロベニア チェコ デンマーク
ドイツ ノルウェー ハンガリー フィンランド
フランス フランス領ギアナ ベルギー
ポーランド ポルトガル マイヨット島
マルタ マルチニーク島 モナコ ラトビア
リトアニア ルクセンブルク レユニオン
少額の海外送金では、仲介手数料が
差引かれなくなりました。
しかし、これは一般的な銀行でも同じです。
そのほか、
住所あて送金が利用できる国は少なくなりました。
〔おすすめの海外送金方法〕
20万円程度までの少額〔口座あて〕
◎TransferWise
・海外送金手数料 送金額の0.8〜1%
(最低500〜750円〔送金国による〕)
・外貨両替コストはゼロ
・受取銀行手数料はかからない
関連情報 TransferWiseの利用
20万円以上の海外送金〔口座あて〕
◎ソニー銀行
ネットバンキングで海外送金でき
・送金額にかかわらず
海外送金手数料は3000円
・お得な外貨両替コスト
(郵便局は割高)
関連情報 ソニー銀行の利用
です。
〔現金受取り〕
マネーグラムなどを利用すると
受取国に銀行口座がなくても
送金後、10分程度たてば
指定受け取り場所で
現金を受取ることができます。
(一般の銀行経由のため、
お金が届かないなどのトラブルはありません。)
関連情報 SBIレミット-マネーグラム
ENREMIT FSA
ウェスタンユニオン(セブン銀行など)
ので、これらの金融機関をすすめます。
郵便局:ゆうちょ銀行(国際送金)は
100万円までの海外送金が
・ネットバンキングで
・海外送金手数料2,000円
で、利用できます。
郵便局:ゆうちょ銀行からの海外送金は、
送金する額や回数がそれほどでない人には
便利だと思います。
しかし、一方で
・外貨両替手数料は一般銀行とほぼ同じ
(もっとお得に両替する方法があります。)
・窓口では、海外送金手数料4,000円〜以外に
さまざまな手数料が別途かかる
※100万円以上の窓口での海外送金
・窓口担当者が不慣れなこと多い
のが気になります。
郵便局:ゆうちょ銀行からの海外送金のメリット、
デメリットをまとめます。
【郵便局:ゆうちょ銀行の海外送金のメリット】
1.ネット海外送金手数料(2,000円)が安い。
※100万円まで
〔参考情報〕
郵便局:ゆうちょ銀行よりお得なサービスとして
・TransferWise
(送金額の1%〔最低額あり〕、
両替コストゼロ、受取銀行手数料なし)
・楽天銀行(750円、法人1,000円)
があります。💓
関連情報 TransferWiseの利用
楽天銀行の海外送金(個人)(法人)
そのほか、SMBC信託銀行は預金残高によって
海外送金手数料の優遇(2,000円、無料)があります。
関連情報 SMBC信託銀行の利用
2.送金できる国が多い。
→郵便局HP 国際送金
このページの最後に海外送金できるすべての国を
上げていますが、ゆうちょ銀行に匹敵するのは
楽天銀行くらいです。
関連情報 楽天銀行の海外送金(個人)
3.街の郵便局から海外送金できる。
→ 店舗・ATM
※簡易郵便局など一部の郵便局は利用できません。
【郵便局:ゆうちょ銀行の海外送金のデメリット】
1.海外送金するときの
円を外貨に両替する手数料が高い。
アメリカドル1円、ユーロ1.5円、ポンド4円、
豪ドル2円、NZドル2円など
※取引明細には載りませんが、TTSとかTTBなどと
窓口で表示されています。
関連情報 外貨両替手数料の比較
〔海外送金手数料節約のポイント〕
お得に数十万円以上の金額を海外送金するには、
海外送金手数料が安いだけでなく、
円を外貨に両替する手数料も含めて計算しましょう。
FXの利用、ソニー銀行、
SMBC信託銀行、新生銀行など
もっとお得に外貨に両替する方法があります。
通貨や海外送金する金額による比較は
お得な海外送金早わかり アメリカドル
お得な海外送金早わかり ポンド
お得な海外送金早わかり 豪ドル
お得な海外送金早わかり ユーロ
お得な海外送金早わかり NZドル
お得な海外送金早わかり カナダドル
をご覧ください。
2.海外送金手数料以外に別途手数料がかかります。
仲介手数料、口座登記料がかかる国があるので
小額の海外送金では、手数料が安くても
お得にならない場合もあります。
追加でかかる手数料について、
記事の最後にある送金できる国名をクリックすると
詳しい説明があります。
10万円程度までの海外送金なら、
現地の受取場所まで出向く必要がありますが、
・SBIレミット(880円〜)
・セブン銀行(990円〜)
のほうが安く、余分な手数料はかかりません。
(受取人が現地受取場所まで出向く必要があります。)
関連情報 SBIレミット+マネーグラム
セブン銀行
また本人が海外で自分のお金を使いたいなら、
海外のATMで日本のクレジットカードを使う
海外キャッシングがお得です。
関連情報 クレジットカードの海外キャッシング
3.ネットやATMを利用した海外送金ができない。
SMBC信託銀行、楽天銀行などは
ネットを利用した便利なサービスがあります。
[ 参考情報]
郵便局(ゆうちょ銀行)でも国内では
ネット銀行と同様のサービスをしています。
詳しくは、ゆうちょダイレクト
をご覧ください。
郵便振替、大抵の公共料金の支払いもネットできので、
日本を不在にするときの支払いに便利です。
(海外からもログインできます。
しかい、自己責任でお願いします。)
4.国によっては 住所あて海外送金
しかできない国があります。
送金する国によっては郵便事情が悪いと
ちゃんとお金が届くかどうか心配です。
※最近、住所あて送金を廃止する国が
ふえています。
その国の郵便局や銀行の口座へ送金する
口座あて/口座間送金の方が安心です。
関連情報 主要国通貨国以外への海外送金と投資
5.円建て送金はできません。
米ドル、ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドル、
カナダドル、スイスフランなど
主要国通貨に両替してから海外送金します。
(送金する通貨を選ぶことはできません。)
6.海外送金担当者が不慣れなことが多い。
海外送金の手続きには、ある程度の時間的余裕をみて
窓口までかけましょう。
また、郵便局に限ったことではありませんが、
お金が届かないなどのトラブルが起こったときの解決に
時間がかかるかもしれません。
※問合せ手数料1回1,000円、しかし、ゆうちょ銀行の
ミスでお金が届かなかった場合でも
手数料を取るのはおかしいと思います。
郵便局:ゆうちょ銀行からの海外送金については
以上です。
海外から受取りの説明のあと
ゆうちょ銀行から海外送金できる国名を
上げておきます。
〔参考情報〕
海外の郵便局から日本のゆうちょ銀行へ送金できます。
・それぞれの国でかかる手数料
・中継する金融機関や
受取る郵便局でかかる手数料
についてはそれぞれの国の郵便局で
たずねてください。
関連情報 海外の郵便局や銀行から日本の郵便局(:ゆうちょ銀行)への送金
しかし一般の銀行と同様に
・さまざまな手数料がかかる。
・日本での受取には
一度米ドルかユーロに替え
さらに円に替える
など手数料がかさみます。
・小額の場合
SBIレミット、transferwise
関連情報 海外からの少額の送金
・まとまった金額の場合
新生銀行、ソニー銀行、三菱東京UFJダイレクト、
SMBC信託銀行の外貨預金口座で受取り
ネットバンキングで円に両替するのがお得です。
関連情報
海外からの送金 新生銀行、ソニー銀行、三菱東京UFJ銀行やSMBC信託銀行の利用
その他詳しい情報は、
関連情報 海外からの送金 をご覧ください。
以下が郵便局から海外送金できる国です。
(国名をクリックすると詳しい指示、
またかかる手数料の説明があります。)
[アジア・中近東]
アゼルバイジャン、アフガニスタン、
アラブ首長国連邦、アルメニア、イエメン、
イスラエル、インド、インドネシア、
ウズベキスタン、オマーン、カザフスタン、
カタール、韓国 、カンボジア、キプロス、
キルギス、クウェート、ジョージア(グルジア)、
サウジアラビア、シンガポール、スリランカ、
タイ 、台湾、タジキスタン、中国、
トルクメニスタン、トルコ、
ネパール、バーレーン、パキスタン、
バングラデシュ、東ティモール、フィリピン、
ブータン、ブルネイ、ベトナム、
香港、マカオ、マレーシア、
モルディブ、モンゴル、ヨルダン、
ラオス、レバノン
[オセアニア]
オーストラリア、キリバス、サモア、
ソロモン、ツバル、トンガ、
ニューカレドニア、ニュージーランド、
パプアニューギニア、パラオ、
フィジー、フランス領ポリネシア、
マーシャル、ミクロネシア、
ワリス・フテュナ諸島
[ヨーロッパ]
アイスランド、アイルランド、アルバニア、
アンドラ、イギリス、イタリア、
ウクライナ、エストニア、オーストリア、
オランダ、ギリシャ、クロアチア、
サンマリノ、スイス 、スウェーデン、
スペイン 、スロバキア、スロベニア、
セルビア、チェコ、デンマーク、
ドイツ、ノルウェー、バチカン、
ハンガリー、フィンランド、フランス、
ブルガリア、ベルギー、ポーランド、
ポルトガル、マルタ、モナコ、
モルドバ、ラトビア、リトアニア、
リヒテンシュタイン、ルクセンブルク
ルーマニア、ロシア
[アメリカ]
アメリカ合衆国(米国)、アルゼンチン、
アンティグア・バーブーダ、ウルグアイ、
エクアドル、エルサルバドル、ガイアナ、
カナダ、グアテマラ、グアドループ、
グレナダ、コスタリカ、コロンビア、
サンバルテルミー島、サンピエール島・ミクロン島、
サンマルタン、ジャマイカ、スリナム、
セントキッツ・ネービス、
セントビンセント・グレナディーン、
セントルシア、チリ、ドミニカ共和国、
ドミニカ国、トリニダード・トバゴ、
ニカラグア、ハイチ、パナマ、
バハマ、パラグアイ、バルバドス、
ブラジル、フランス領ギアナ、
ベネズエラ、ベリーズ、ペルー、
ボリビア、ホンジュラス、
マルチニーク島、メキシコ、
[アフリカ]
アルジェリア、アンゴラ、ウガンダ、
エジプト、エチオピア、エリトリア、
ガーナ、カーボベルデ、ガボン、
カメルーン、ガンビア、ギニア、
ギニアビサウ、ケニア、コートジボワール、
コモロ、コンゴ共和国、サントメ・プリンシペ、
ザンビア、ジブチ、スワジランド、
セーシェル、赤道ギニア、セネガル、
ソマリア、タンザニア、チャド、
中央アフリカ、チュニジア、トーゴ、
ナイジェリア、ナミビア、ニジェール、
ブルキナファソ、ブルンジ、ベナン、
ボツワナ、マイヨット島、マダガスカル、
マラウイ、マリ、南アフリカ、
モーリシャス、モーリタニア、モザンビーク、
モロッコ、リビア、ルワンダ、
レソト、レユニオン