2008年4月に入っても米ドルが不安的な動きです。
ドルは将来どうなるのでしょうか。
海外送金だけでなく、海外投資を考えておられる方にとっても関心事でしょう。

[参考情報1]
サブプライム問題など現代の経済問題を詳しく説明する無料メルマガがあります。
「ビジネス知識源」
※1,2ヶ月に1回程度発行するメルマガです。
(2008年4月1日号が読めると良いですが。)
[参考情報2]
拙ブログの過去記事
「ユーロの台頭とこれからの為替市場を決める条件」
現在起こっている状況を見るとアメリカの経済がさらに悪化し、
ドルの更なる下落を予想する人がいます。

しかし、市場参加者がすべて同じ考えではありません。
実際に今の時点で(事情はともあれ)投売りになった住宅や倒産した証券会社を買収したり、現在のレートでドルを買っている人もいます。

テクニカル指標を見て、現在のマーケットに参加している投資家心理がどのあたりにあるかをみたいと思います。
ドルを評価する代表的な「ユーロドルレート」のチャートとテクニカル分析を見ると、
いままでもドル急落が一巡して、そろそろ踊り場(方向が変わったり一時的なもみ合い)になる可能性があるかもしれません。

(チャートとテクニカル分析:クリックすると拡大します。)

2007年秋に2004年末の高値を抜けた後、ユーロは大きく上昇しました。
当時のテクニカル指標と比べるとRSIはそれほど高い水準ではありませんが、
短期のMACDは相当高い水準になっています。

ドルが弱い理由は山ほどあります。しかし、(個人的な意見ですが)
投資家の8割がそうなると思い込む時に、
相場は思惑の反対方向に動くことがあります。
まだ、判断をするには少し早いかもしれませんが、
ドルがさらに値を下げていくのか、反発するのか?
円とユーロの関係、その他の高金利通貨はどう動くか?
海外送金や海外投資を考えておられる人にとって
注意を怠れない大切な時期だと思います。

ところで、チャート分析の一つ ペンタゴンチャート をご存知でしょうか。
ペンタゴン(=5角形)と「ろうそく足」を利用したテクニカル分析です。
拙ブログの過去記事 チャートの調べ方とその見方
の最後に紹介していますが、川口一晃氏が集大成された興味深い分析方法です。
(中古本はアマゾンなどで手に入ると思います。)
毎週月曜日、チャート分析とコメントをメルマガで発信しておられます。
2008年3月に円ドルレートが95円台になったとき、
これ以上は考えにくい(メルマガでは「時間の逆行になる」)
といっておられたことを思い出します。
※実際、2008年4月1日では円ドルレートは少し戻しています。
有料ですが、外為どっとコムに口座開設して申し込むと無料で毎週届きます。

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