保存しています。
質問
海外送金額を1回200万円以下にすると国税庁にわからないと聞きました。
まとまった金額でも小口に分けて送金すれば大丈夫でしょうか?
(直接的な質問ではなくても、税務署に知られることを気にする方は多いです。)
答え:
まず、このサイトでの説明は節税の範囲です。
送金するお金の出所が明確で使用目的もはっきりしているなら、
・税務署に余計な税金を求められると恐れる必要はないと思います。
また、
・わざわざ小口にわけて資金の使用目的を偽る必要もありません。
(余分の手数料もかかります。)
かえって、何らかの調査で200万円を下回る金額を
・短い期間に
・一つの送金先銀行から一つの受取銀行へ
何度も送金したことが見つかった方がずっと怪しいと思います。

(10万円以上の海外送金については本人確認を求められます)
税務署からたずねられたときに資金の出所について答えられるようにしておく必要はあります。
(送金するお金の預金元、相続税・贈与税が関係しないことなど)
あとは、受け取る国の税制を考えてください。
税務署が金融機関からの報告だけをチェックするだけとは限りません。
マネーローンダリングやテロ対策、調査技術の発達とともに監督する官庁の対応も変わっていくでしょう。
※海外送金するとき200万円以下でも送金目的をたずねられます。
数年前大丈夫だった方法がいつまでも変わらないとはいえないと思います。
[参考情報]
PALCOMの海外投資塾 海外投資 Q&A その9 海外送金をした場合の税務署への報告義務