特にまとまったお金を両替できたらうれしいですね。


その時に役立つのが両替したい通貨の
・チャートとテクニカル分析
・経済指標の発表予定
です。ここでは、無料の情報から基本的な部分を説明します。
○準備編
1.調べたい通貨をクリックしてください。「チャート」が現れます。
infoseek ファイナンス マネー の「外為チャート」が一番使いやすいので利用します。
アメリカドル イギリスポンド オーストラリアドル ユーロ
2.サイトの下の方を少し変更して少し長期の「テクニカル指標」を表示します。
・日足を週足に変更します。
・ストキャスティクス → SLOW を選びます。
・MACD にチェックを入れます。
(下の画像をクリックすると拡大します)

これで準備完了です。
○チャートとテクニカル指標の見方
アメリカドルについて説明します。
(説明のための情報を書き加えています。)
※すべての通貨について説明することは難しいので、
その他の通貨については読者各自で判断してください。


(2008年2月始めのチャートとテクニカル指標ですので現在とは異なります。)
簡単に見方を説明します。
左縦の目盛:為替レート 下横の目盛:期間 を示します。
ローソク足(赤や青の長い長方形)
:一定期間(この場合1週間)の間の高値と安値を示します。
4本で約1ケ月(4週間)の動きになります。
赤い棒 その期間(1週間)の値上がり 青い棒 値下がり
を示します。
それぞれの棒の上下にヒゲ(上下に伸びた線)がありますが、
上のヒゲは最高値 下のヒゲは最安値を示します。
※ローソク足のほかに3本の曲線があります。移動平均線といいますが、今回は説明を省きます。
ストキャスティクス:一定期間の中で高値圏か安値圏にあるかを示します。
(赤い曲線の方が緑の曲線より短い期間ですので動きが荒くなります。)
MACD:その時点での為替相場の勢いを示します。
(緑の曲線の方が赤い曲線より短い期間ですので動きが荒くなります。)
ドルの買い時と売り時の見方ローソク足とMACDの動きに注意してください。
[買い時]
ローソク足の動きが安値圏であり、
・下向きにあったMACDが上向きに変わったとき
・MACDがマイナスからプラス圏に入ったとき
[売り時]
ローソク足の動きが高値圏であり、
・上向きにあったMACDが下向きに変わったとき
・MACDがプラスからマイナス圏に入ったとき
ストキャスティクスは単に過去からみて高値圏か安値圏にあるかを示します。よって
・ストキャストが高値圏を示していてもMACDが上向きのままですとドルは上昇し続けることがあります。
(例:大きい赤の楕円)
・ストキャストが安値圏を示していてもMACDが下向きですと下がり続けることがあります。
しかし、×印のように下がり始めたドルが急に値上がりすることがあります。
※MACDがマイナス圏に入ったのでしばらくドル安のはずです。しかしこの時ははずれました。
何が関係するのでしょうか

この時はは、サブプライム問題がきっかけでドルは大きく値下がりしました。
しかし、その後発表されたアメリカの景気が強いことを示す経済指標が発表されたため一気にドルが強くなっていきました。
ですから、実際に外貨に両替する前に
これからの経済指標の発表予定を確認する必要があります。
そうでないと、両替した後で急に円高になることがあります。

1週間の予定でおすすめサイトは、
ひまわり証券 FXオンザウェブ 経済指標 予測&速報 です。
そして、できればその時刻にパソコンの前でひまわり証券のサイトを時々更新するなら最新の情報を発表時刻(日本時間)に確認できます。
では、実際に発表された情報をどのように判断すればよいのでしょうか

予想より景気が強い発表となった。
→ ドルが強くなる(円が弱くなる)と予想されます。
・すぐに円をドルに両替します。
・(ドルを円に戻すのはしばらく様子を見てからにします。)
予想より景気が弱い発表となった。
→ ドルが弱くなる(円が強くなる)と予想されます。
・円をドルに両替するのはしばらく様子を見てからにします。
・(すぐにドルを円に戻します。)
予想とほぼ変わらない発表結果だった。
→ これからの為替レートにあまり影響はないと判断する。
意外と為替レートの動きは遅いので、
けっこう為替レートが変化する前のタイミングをとらえることできます。
最後にアメリカドルの日足と注目ポイントを取り上げます。
けっこう動きが激しくてテクニカル指標の予測もはずれる確立が高くなります。
1週間程度の予測には使えますが、長期の予想には難しいかもしれません。
[アメリカドル日足と注目ポイント]
