結構大切なことだと考えることを書いて見ます。
これから国際情勢の争点は、
1.エネルギー
2.食料
3.水
と言われています。この3つは、お金の流れ以外では世界の一番の関心事でしょう。
最近、ガソリン価格がついに1L当たり150円を超えましたが、
今回は以前の「外国為替を学ぶ:長期の見通し」に引き続き、
エネルギー問題についての追加情報です。
○ 産油国からのお金の流れの変化
関連情報
クローズアップ現代
2007.9/5 「膨張するオイルマネー」【1】 巨大資金の流れが変わる
(HP右の「過去の放送記録はこちらから」から9/5を探してください。)
イスラム教国にお金が流れ込んでいます。
アラブ首長国やマレーシア(+タイ)でその変化を知ることができます!
※クアラルンプール(イスラム教国)やバンコク(宗教に寛容)では
建設ブーム以外にも、中東のお金持ちのショッピングでにぎわっています。ほかにも、
バーレーンを拠点とするエミレーツ航空はヨーロッパ向けの航空券が安いのですが、
現地のホテルは料金が非常に高騰して一般庶民にはちょっと泊まれないほどです。
○原油以外のエネルギー価格高騰の背景
1.ウラン
関連情報
クローズアップ現代
2007.10/22 「ウランをおさえろ!」 原子力エネルギー攻防戦
(HP右の「過去の放送記録はこちらから」から10/22を探してください。)
ウランの高騰は原油の値上がりをはるかに上回ります。
旧ソ連の中央アジア各国でアメリカとロシアの確執から
いくつものカラー革命が起こり画策されましたが、
裏にこのような事情もあるのでしょう。
2.天然ガス
世界最大の天然ガス生産国ロシアが値上げをしていますが、
天然ガスをめぐる争いが世界各地で起こっています。
関連情報
クローズアップ現代2007.10/01 「閉ざされた国で何が?」 ミャンマー最新情勢
(HP右の「過去の放送記録はこちらから」から10/01を探してください。)
そのほか、田中 宇氏の 「国際ニュース解説」に
イラク化しかねないミャンマー 中国の傘下に入るミャンマー
などの情報があります。
日本では「軍事政権は悪、スー・チー女子は善」といった扱いが中心ですが、
問題はそう単純ではないようです。
2.「食料」については
以前の記事(将来の円の行方と情報源 の2.)にも書きましたが、
「米」が国際商品として取引が拡大していこうとしています。
「小麦」は以前から国際商品として取り扱われていますが、
基本的に各国の国内での余剰分が輸出に回るだけです。
旱魃などの被害が拡大したときに日本の食糧確保はどうなるのでしょう。
3.「水」については、
なかなか情報が少なく
・発展途上国で安全な水が確保できない。
・農業用水の枯渇(これは食料生産に関係)
があります。
しかし、なかなか分りやすい情報が見当たりません。
見つかりましたらまた記事をアップします。
つたない文章にお付き合いいただき感謝します。