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現在取引しているネット取引をしている金融機関でどの程度海外からの利用ができるかを調べてみると、日本の金融機関は驚くほど閉鎖的なことがわかってきました。
このサイトでも紹介している金融機関ですので、その結果についてまとめます。
【お断り】
日本国内の金融機関が取り扱う投資信託、FX取引は日本国内在住者のみが利用できます。これは税務上の取り決めがあるため、海外在住となった(日本に住民届けがない)人は利用できません。
あくまで、海外に住んでいても日本に住民票がある人、海外と日本を行き来する人を対象にします。
◎ 銀行
【シティバンク】 (電話での問い合わせ)
・海外在住となっても取引を継続できます。
取引明細を海外の住所に送ってくれますし、英語取引明細を選択することも可能です。
・ネットでの取引もそのまま可能です。
※さすがにシティバンクと感じます。
〔追加情報〕 長期に海外に住む人は、以下の情報をご覧ください。
関連情報 シティバンク 海外の住所へ変更するときの注意!
【ソニー銀行】 (電話での問い合わせ)
・海外在住者となっても日本での連絡先を届ければ取引を継続できます。
・ネットでの取引はできません。
海外から銀行送金の指示をしたいときはFAXなどによる送金依頼をします。
(預金口座への入金については今までどおり全く問題なく利用できます。)
※他の銀行に比べたら親切かなと感じました。
【イーバンク(e-bank)】 (メールでの問い合わせ)
日本国内に住民票があっても、
海外の住所に行くなら一切の取引ができないとの返答です。
※海外でVISAデビットカードで買い物をしたいがお金が足りないとき、
ネットで普通預金にお金を移動できないので買い物はあきらめるのでしょうか?
【メールでの質問】
現在御行に口座を持っております。住民票は日本においたまま海外在住する場合、銀行取引、投資信託の取り引きは継続できるでしょうか。
【回答】 (イーバンクよりの2007/9/20回答から抜粋)
・・・・・大変恐縮ではございますが、お取引を含む当行で提供するすべてのサービスは、日本国内にお住まいの方のみを対象とさせていただいております。
従いまして、海外在住される際は、当行での銀行取引、投資信託のお取引は継続していただく事が出来かねます。誠に恐れ入りますが、お客様のご判断のもとでご解約手続きを頂けますようお願い申し上げます。・・・・・
◎ FX取引
【外為どっとコム】 (電話での問い合わせ)
日本に住民票があっても海外に住むことになった時点で取引を断りますとの回答です。
※海外留学をしている子供への送金に利用している資料がありました。gaiuke.pdf
将来、日本に家があるけれど海外でどんどん活躍する子供との取引は断るのですね?
【ひまわり証券】 (電話での問い合わせに対するメールでの回答)
外為どっとコムと同じく、日本に住民票があっても海外に住むことになった時点で取引ができなくなるとの回答です。
コンバージョン(両替)やデリバリー(外貨受け渡し)を利用するだけで、
保証金の何倍もの取引をするわけではないことを話すと、「検討します」とのことでした。
しかし、後日お断りのメールが届きました。
【追加情報】
マネーパートナーズでは、海外からのネット利用についてはオープンです。
珍しい例です。海外で活動する人にとってうれしい情報です。
わたし一人がどうこう言ってもしようがありませんが、
一時的に海外に出かけるときに連絡を取る必要があるなら携帯電話を持つことができます。
スカイプインで日本の050で始まる電話番号を持つこともできますし、現地国で利用している携帯電話へ転送することも可能です。
関連記事 スカイプイン スカイプ活用術の紹介
日本の税法に反していないのに、ただ 一律にお断り というのは少し納得がいきません。
そして、なんと、
制限のある金融機関すべてについて 海外からログインできる のです。
本当に海外からの取引を断るなら、
GYAOのように海外からネット接続できないようなシステムにしてはどうかと思います。
これは日本の大半の金融機関について言えることですが、
国際キャッシュカードなどという名前自体がおかしい!のです。
海外で使えないキャッシュカードは無料、海外で使えるキャッシュカードは有料! などは
日本の金融機関の閉鎖性の証拠です。他の主要国にそんな銀行があるでしょうか?
※たいていのクレジットカード会社は対応しています。
FX取引についても、(このサイトではそのような取引はおすすめしていませんが)
証拠金が不足して国内国外を問わず連絡がとれないままに強制的に決済されても、
それは投資家個人の責任です。
海外でサービスの良い業者を探してみようかと考えています。
日本の金融機関よ、しっかりしてください。お客がほかへ逃げていきますよ。
いつも 貴ブログで勉強させてもらっています
今回 ワテのブログで
新規にFXに参入したばかりの
ソニバンの “あきれた対応”を
書きましたので、先生にも
ご拝読くだされば、嬉しいです。。
記事の固定リンク
http://blog.livedoor.jp/opus31/archives/51013433.html
早速読ませてもらいました。
先生と呼ばれるほどのものではありません。
kazuboyさんで十分ですよ。(^.^)
わたしはガッポリ税金を納めるほどFXをしていませんが、
「プロならプロらしく対応してよ!」と同じように言いたいです。
しかし、残念ながら今の金融界にプロは少なくなっていますね。(^_^.)
ソニーバンクのサイトを見ましたが、既存顧客向けサービスかもしれません。
1.ちょっとだけFXをしてみたい(税金を払うまで考えていない。)、
2.外貨建て投資信託などを持っている人がヘッジに利用する、
その程度の商品ラインナップかもしれません。
ソニー銀行のサービス内容で競争の激しいFX業界に打って出ても勝算はなく、
預金や投資信託からの収益が柱の銀行だと思います。
しかし、ソニー銀行は外貨建てMMFをラインナップにおいている数少ない銀行で、のんびり型の投資家には向いているかもしれません。そんな点ではほめて良いかもしれません。
「現受け」「現渡し」ができるということですが、
ソニーバンクから外貨を引き出せないのですから変です。
建て玉を決済した後、預金や投資信託を購入するのでしょうか?
何か節税の知恵があればよいのですが、単に損を出さないという気休めにしかならないかもしれません。
FXの税金ですが、
以前に外為どっとコムの説明を聞いて難しいものだと感じました。
税務署でも完全にわかっている人はどのくらいいるのでしょうか。
個人の株式投資と外貨投資、動いている金額はどちらが多いのでしょうか。
これだけ外貨取引が拡大している中で、今の日本の税制が古いと思います。
FXは他にいくらでも取引先を選べますが、
海外送金をする金融機関の大半は20年間ほとんど変わっていません。
何とかして欲しいと思います。
とりとめのないはなしになってゴメンなさい。