・将来の外国為替レートの予測
・資産運用
に役立つと考え
膨張する金融資産のパラドックス [ 吉田繁治 ]
を紹介します。
以前から疑問に思っていたこととして
○世界でおよそ10年ごとに経済危機が起こり、
その後、先進国の経済成長率は低いままなのは
どこに原因がある?
また、日本に目を向けると
・先進国トップの国債発行残高率(対名目GDP)
・毎年40兆円前後の新規国債発行
のなか
○インフレ率が年2%になったら
・その時の長期金利は?
・現在発行されている国債の価格と
それを持つ日銀を含む銀行の経営
がどうなるか疑問に思っていました。
その答えについて
著者の吉田繁治氏は
金本位制が廃止され
世界各国が国債発行による通貨供給を行うなかで
1.名目GDPの増加<金融資産の増加
が続いいているため
2.資産バブルと崩壊が起こり、
中央銀行が不良債権を買い取り
大量の通貨供給をする。
その後も、景気はそれほど良くならないため
また、名目GDPの増加<金融資産の増加が繰り返す。
3.再度、金融危機が起こる
※10年前後ごと
ことを丹念に説明しています。
さらに、将来の予測として
4.日本の金融危機が起こるきっかけ?
5.中国の金融危機のきっかけ?
(今年の株式急落ではない)
6.基軸通貨としてのドルの行方
そして最後に、
7.金融資産の急増と崩壊が起こる時代の投資対象
について説明しています。
・多くの経済データ
さらに
・国債の利回り計算
・株式の価格決定の原則
について初めて学ぶ人には
若干のむずかしさがありまが
将来の経済に関心のある人は
膨張する金融資産のパラドックス [ 吉田繁治 ]
を、一読されるとよいでしょう。😃
〔参考情報〕 金価格、来年の円ドル相場と新興国経済の情報
1.2915年12月26日の日経新聞 金価格についての説明
(下の画像:クリックすると拡大)
2.2015年12月現在、円ドル相場は膠着状態ですが、
世の中には、来年の円ドルレートとして
・1ドル130円を目指す。
金融政策主導で130円も=鈴木健吾氏
・110円〜115円の円高
来年はドル110円視野へ=亀岡裕次氏
円安、ついに終わりの始まりか=内田稔氏
と、予想が分かれています。
※ロイターのコラムより
3.新興国通貨と株価は大きく下落しましたが、
これからの見方として
・新興国通貨下落は序章 竹中正治氏
※ロイターのコラムより
があります。