日本の銀行へ送金すると、
『受取額が少ない?』 と感じます。
というのは、
1.日本の銀行は円で届いたお金を受取るときに
被仕向手数料:2,500円〜を取るからです。
※一般的な銀行ではさらに1,500円を上乗せし、
4,000円💨の手数料が差し引かれます。
被仕向手数料の例: 三井住友銀行、
三菱UFJ銀行(最後)、みずほ銀行
関連情報 日本の金融機関の閉鎖性 その2
外貨のまま(外貨預金口座へ)送金したら
受取銀行手数料がかからない
ソニー銀行、新生銀行やSMBC信託銀行へ
円で送金すると、やはり2,500円が
差し引かれます。💔
そして何よりも困るのは
2.円送金を中継する日本のM銀行が
6,000円の手数料を差し引きます。
少額を海外で円に替えて日本へ送金したら
驚くほどの手数料が差し引かれるのです。

どうしたら、割高な手数料を
払わずにすむでしょうか⁉
また、一番避けたいことは
なんでしょうか。
その方法は以下の通りです。
100万円までの場合
1.transferwiseの利用
現在のところ、日本へ送金できる国が
限られていますが、
・両替コスト ゼロ
・手数料は送金額の0.55〜2.35%+固定額
※・アメリカ、イギリス、ユーロ圏 0.55%+少額
・その他の国向け 0.6〜2.35%+固定額
→ JPY Transfersをご覧ください。
・日本の受取銀行で
手数料はかかりません。
・海外在住者も会員登録でき、
マイナンバーがなくても利用できます。
送金できる国や通貨についての情報は
→transferwise Supported Currencies
をご覧ください。
〔注意!〕 transferwiseの指定する銀行へ
本人の名前で送金する必要があります。
(つまり現地に銀行口座が必要です。)
手続きの仕方は
関連情報
海外からの送金 transferwiseのお得な利用方法
をご覧ください。
2.TransferWiseが利用できない国からの送金で
2-30万円程度まで
SBIレミットと現地のマネーグラムを利用して
日本の銀行口座での受取手数料は
258円までにおさまります。💓
マネーグラムの利用に必要なその他の手数料は、
・窓口でかかる送金手数料
・両替コスト 1〜4%程度
※いずれも送金する国によって異なります。
です。
マネーグラムを利用するメリットとしては
1.ほとんどの国で利用できる。
(北朝鮮、ナイジェリアなど以外)
2.現地に銀行口座がなくても利用できる。
を上げることができます。
手続きのしかたは
関連情報 少額の海外からの送金にお得な
『マネーグラム→SBIレミット→銀行口座へ入金』実際の手続き
をご覧ください。
〔注意〕
日本で受取る人がSBIレミットに
会員登録する必要があります。
しかしenremitのゲスト送金なら
会員登録なしですぐに受取ることができます。
※マイナンバー情報は必要です。
関連情報 enremit
関連情報 海外で活動する人にSBIレミットは必携!
〔参考情報〕
1.イギリス、ヨーロッパ諸国に住んでいる人へ
revolutを利用すると、一時帰国したときに
お得に円を受け取ることができます。
(円口座を作り、預けた円をATMで引き出したり
Masterデビットカードで支払います。)
関連情報
海外のチャレンジャーバンクは便利でお得
まとまった金額 なら
・ソニー銀行の外貨普通預金口座
・三菱UFJ銀行の外貨普通預金口座
・新生銀行のパワーフレックス口座
・SMBC信託銀行のマルチマネー口座
のいずれかの口座へ、外貨のまま送金し、
(送金する国の通貨で送金できないなら
米ドル、ユーロなどに両替して送金)
届いた外貨を
・ネットバンキングを利用して円に両替する。
のがお得です。
上記銀行の外貨預金口座なら
受取銀行手数料(被仕向手数料)は
かかりません。💓
関連情報
海外からの送金 新生銀行、ソニー銀行、三菱UFJダイレクトの利用
※ソニー銀行、三菱UFJ銀行
新生銀行は、SMBC信託銀行より
円への両替コストがお得です。
では、いちばん避けたいこと は
何でしょうか。
それはまとまった金額の外貨を
現金で日本に持ち帰ることです。❗
たしかに
・海外送金手数料
・中継・受取銀行手数料
はかかりませんが、
外貨現金を日本の銀行で円に両替レートは、
海外送金して両替するレートと比べて
たいへん不利です。😞
(特に米ドル、ユーロ以外の現金)
詳しくは、
関連情報
海外生活を終えるときの外貨両替と海外送金
外貨現金買取レートがお得なドルユーロ
をご覧ください。
【参考情報】
2018年版 海外旅行保険を180日〜無料にする方法
〃 一時帰国したときのレンタルWiFiルータとsimカード
※スマホで読む人のための案内
【被仕向け手数料について】
海外からの送金を受取るとき、
たいていの銀行で被仕向け手数料がかかります。
※SMBC信託銀行と新生銀行は無料、
三菱UFJ銀行の外貨預金口座〔個人〕への入金にも
かかりません。
「被仕向け手数料」とは
(マネー辞典 M-Wards 被仕向け手数料より引用)
・・・・・〔引用開始〕・・・・・
送金為替のひとつで、銀行口座あてに外貨で送金があった場合や、海外の銀行から円で送金があった場合に受け取る側で支払う手数料のこと。
また、振込資金を受け取る(外貨で送金される)金融機関のことを被仕向銀行、逆に振込資金を送る(外貨を送金する)金融機関のことを仕向銀行という。送金到着後、電子メールなどで外貨送金が到着した旨を連絡し、送金の明細を照会することができるところもある。
銀行に よって被仕向送金手数料の設定はまちまちなので検討が必要である。一般的に、海外からの被仕向送金では金額の1/20%(0.05%)で最低手数料(ミニ マム)1,500円などと設定されている。海外からの被仕向送金で国内他行を経由してきたものには、さらに取扱手数料1,500円が加算されたりする。また、本支店間の被仕向送金や国内他行にある本人外貨預金口座からの被仕向送金取引の場合、手数料がかからないところもある。
・・・・・〔引用終わり〕・・・・・
〔その他被仕向け手数料についての参考情報〕
FX外国為替 被仕向送金、手数料の安い銀行
海外から第三者からの送金受け取りまとめ & ジョブスさんの家から◯◯ドル送られてきたらいくら残る?
海外から日本などへ送金するとき、
・海外送金に利用する
金融機関の信頼性
・送金する国の
両替・送金額などに関する制限
に注意する必要があります。
以下に、これらについて説明します。
1.海外送金に利用する金融機関
送金通貨、中継銀行などについて
希望する通貨・送金経路で
確実に手続きをしてくれる金融機関を選びましょう。
(1)顧客がきちんと海外送金の手続きをしても
・お金が届かない
・依頼内容と違う送金をする
(送金通貨・経路など)
というトラブルが起きることがあります。
そして困ったことに海外の金融機関の中には
日本と商習慣が違うこともあって
解決にとんでもない日数がかかったり
時にはお金が行方不明になることさえあります。💥
関連情報 『海外送金をしたが、お金が届かない!』
ですから
まとまったお金を海外送金するときは
・今までに海外送金に利用した銀行
・国際業務に強い銀行
を選びましょう。
〔注意!〕
1.海外送金に慣れていない銀行の場合、
勝手に判断して送金手続きする可能性があります。
その例
カナダドルで送金したのに円で入金されていた
希望通貨以外で送金されました
(海外送金何でも相談掲示板より)
2.言葉の問題があっても、送金手続きを
しっかりと確認しましょう。
(銀行員を信用しすぎてはいけません。銀行員も間違いをしますし、
不正アクセスによる犯罪に巻き込まれる可能性だけでなく
銀行員が顧客のお金を横領するということもないとは言えません。)
3.海外から日本へまとまった金額を送金すると
税金もれ(所得税、相続・贈与税)がないかを確認するため
日本の税務署からのおたずねが届くかもしれません。
日本へまとまった金額を送金する前に
以下の情報を確認することをすすめます。
関連情報 海外送金と税金
海外在住者の現地国と日本での
所得税、相続・贈与税については
関連情報 『海外駐在・移住税務ハンドブック』の要約と追加情報
各国別情報 海外の共同名義口座と日本の相続・贈与税
4.たいていの国の郵便局は、
送金する通貨を指定した海外送金はできないようです。
お得な日本への海外送金方法は
以下の通りです。
1.TransferWiseを利用する
日本へ送金できる国は限られますが
送金額の1%程度(最低額あり)で
日本の銀行口座へ入金できます。
関連情報
海外からの送金 TransferWise
2.ソニー銀行、三菱UFJ銀行、新生銀行、
シティバンク、セントラル短資FXなど
受取銀行手数料がかからない金融機関へ
外貨のまま海外送金する。
ただし郵便局は利用しないほうが良いでしょう。
例:海外送金何でも相談掲示板
フランスから日本への送金について
また不慣れな銀行だと、勝手に円に替えてから
日本へ送金されてしまうことがあります。
関連情報 海外からの送金 新生銀行、ソニー銀行、
三菱UFJ銀行やシティバンクの利用
海外からの送金 FX利用の基本
〔日本の郵便局(ゆうちょ銀行)へ送金するときの注意〕
海外の銀行から
日本の郵便局(ゆうちょ銀行)へ送金するときは
中継銀行を指定(中継銀行手数料あり)する必要があり、
送金通貨も米ドル、ユーロに限られます。
(米ドル、ユーロ以外の通貨の国から送金する場合、
円で受取るまで2回以上の両替があって
外貨両替コストがかさむため、 ゆうちょ銀行での
受取りはすすめません。)
参考サイト→ ゆうちょ銀行 外国から日本への送金
2.海外への送金に
制限がある国からの送金に注意
海外からの送金を受取るときには問題がなくても
その国から海外送金するときに
一定額以上の両替・送金に制限がある国があります。❗
(海外からの送金受取りに制限がある国なら、
外貨への両替や海外への送金にも制限があるでしょう。)
そのため、まとまった金額を送金しようとすると
銀行の窓口で、収入証明や両替証明などを求められます。
関連情報 海外送金に制限がある国 その1(中国)
海外送金に制限がある国 その2
〔その他海外からの送金に関連する情報〕
1.日本在住中に、海外からお得に受取れるよう
しっかり準備しておくことをすすめます。
しかし海外に居ながらでも、日本在住者の協力があれば
いくつかの金融機関(例:FX、銀行以外の送金業者)で
口座開設して利用することも可能です。
関連情報
海外滞在中に日本の金融機関に口座開設する方法
2.海外生活を終え帰国するときに
一番避けたいことは、
『まとまった金額の外貨(現金)を持ち帰って
銀行で円に両替する。』ことです。
関連情報 海外生活を終えるときの外貨両替と海外送金
外貨現金買取レートがお得なドルユーロ
タグ:海外からの送金
1:海外の篤志家が弊社に送金したいとのことなのですが、弊社の口座(日本国内)を知らせれば、よろしいのでしょうか?
2:その際、通貨の種類は問題になるでしょうか?
以上、よろしく、ご教示くだされば幸いです。
1、口座を持っている銀行が外為取扱銀行かどうかについて確認することをすすめます。(一部の銀行は外為業務がないので、海外からの送金を受け取ることができません。)
2、送金する人はどんな通貨で送金する予定でしょうか。主要国通貨ならたいてい現地から同じ通貨のまま送金すればよいのですが、そうでないなら円や米ドルなどに替えてから送金してもらう必要があります。
3、送金人に受け取る円普通預金口座(もしくは当座預金口座)を伝えるなら、外貨で送金しても自動的に届いた日の両替レートで円に両替されて入金されます。
なお、受け取る銀行のスイフトコード、住所や支店名、電話番号、さらに受取人の住所や電話番号を伝えるなら、トラブルを防ぎやすくなります。
これで質問には答えましたが、受け取る額ははどのくらいでしょうか。
というのは、一般的な銀行で円に両替するコストは割高です。たとえば法人であっても住信SBIネット銀行で受け取るなら円への両替コストを大幅に節約できます。(たとえば10万ドルなら9万円以上の節約になります。)
参考情報 まとまった金額の海外送金にお得な住信SBIネット銀行(法人)
http://kaigaisokin.seesaa.net/article/380990723.html
以上、参考になればうれしく思います。