海外送金をまとまった金額で何度もしていると、
海外送金手数料などを節約する2つのポイントは
1.将来の海外送金の予定を考えながら、有利な条件で外貨に交換する。
2.海外送金するまでの金利を大切にする。
ことがわかります。
ところで、外国為替レートは何年どころか明日のレートもわからないのですが、
日本の円が将来どんな方向に向かっているかを考えることは、海外送金手数料を節約するだけでなくわたしたち日本の将来を考える上でも役立つと思います。
世界の基軸通貨はアメリカのドルです。
そして、今の時代はアメリカの一極支配がEU、中国、ロシアなどへ多極化する方向にあると考えています。
さて、現在の石油取引の大半がドルで行なわれていますが、
アメリカの将来を決めるのは石油が将来もドルで取引されるかどうかにかかっていると思います。
残念ながら大半の世界の主要国の石油資源はあと10年程度で枯渇するようです。
(石油連盟のHP 今日の石油産業データ集 国際石油情勢より)


新興工業国が経済発展すると、増えるエネルギー需要を原子力や石炭がある程度補いますが、(南アフリカランド研究所の記事を参考にさせていただきました。感謝します。)
バイオエネルギー、風力その他のエネルギーでは追いつかないでしょう。
(現実的なことを述べているだけですので、良否についてのご意見はご遠慮ください。

この点を考えると、残念ながらアメリカがすでに核兵器を持つ北朝鮮よりもイラクやイランに力を注ぐ理由、ロシアや中国がそれをけん制する理由がわかります。

少し古いですが、
を読むと現代の通貨問題がよくわかります。
[追加情報]
北野幸伯氏が、『中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日
一極主義VS多極主義』を発刊されました。

上述の書から3年経っています。基本的な考えは同じですが、
アメリカとロシアの対立がクローズアップされています。
長期の外国為替を考えるなら一読されることをお勧めします。

北野幸伯氏はメルマガ「ロシア経済ジャーナル」 E-bookを発行しています。
そのほか、ネット上では
田中宇氏の「国際ニュース解説」 裏情報的ですが、「暗いニュースリンク」
などからアメリカの本音を知ることができます。
まず、そんなところからわたしは日本の円の将来を考えました。
