「docomo Money Transfer」は
2020年12月31日提供を終了します。
NTTドコモに
ケイタイを利用した海外送金サービス
docomo Money Transferがあります。
→ NTTドコモの説明 docomo Money Transfer
・NTTドコモウェブサイトの説明
・と不明な点
について質問した内容、
SBIレミットやFXを利用た海外送金との比較を
まとめます。
簡単にまとめると、
NTTドコモの海外送金は、
・ドコモのケイタイを利用するのが
一番便利で安全な人※パソコンでも取引可能
・送金する人も現地国で受取る人も
現地の状況や言語に詳しい人
(日本在留外国人とその家族など)
の利用に向いていると言えます。😃
というのは、送金先の細かい情報や
トラブルが起きたときの対応は
現地の言語で金融機関にたずねる必要があるためです。
とくに中国の地方都市では、
受取る金融機関の職員教育がされていないため
お金を受取れないことといったトラブルが
起こる可能性があります。
※SBIレミットやセブン銀行の海外送金でも
同様のことが起こっています。
参考サイト
ちょろいもんだぜ 中国海外送金&人民元両替
そしてお得さという点では、
海外送金手数料一律1,000円というのはうれしいですが
・小額 → 外貨両替手数料はSBIレミットが有利
関連情報 SBIレミットの利用
・数十万円程度以上
→ 海外送金手数料(3,500円)を払っても
外貨両替コストが無料になる
YJFX!!!!で両替してSMBC信託銀行から
海外送金するのが有利
関連情報 YJFX!!!!の現受
・中国などは、PayForexを利用して
円建て送金して直接元に両替するのが有利
関連情報 PayForexの利用
といったところです。
以下に、ドコモ Money Transferの
メリット、デメリットをまとめます。
【docomo Money Transferのメリット】
1.ケイタイから送金指示ができる。
前もって手続きが必要ですが、
ケイタイから海外送金できるのは便利です。
(他の金融機関でも、ネット上の指示・
コンビニやゆうちょ銀行ATMから
海外送金できます。)
2.金融機関窓口受取以外に
銀行口座での受取りができる。
銀行口座に入金されると、
受取り場所へ出かける手間を省けるうえ、
まとまった金額の現金を持って移動しなくてすむので
安全です。
〔注意〕
(1)1,000円送金手数料以外の手数料を
徴収される可能性があります。
※SBIレミット(マネーグラム)セブン銀行、
トラベレックスや大黒屋(ウェスタンユニオン)は、
送金手数料以外に費用はかかりません。
(2)現地国の金融機関での受け取りについて
不明な点は、現地の言語で金融機関に
確認する必要があります。
〔とくに中国への送金・窓口受取り〕
3.ブラジルなど中南米への送金が容易
【docomo Money Transferのデメリット】
1.ドコモのケイタイを持つ人が利用できる。
※〔追加情報〕パソコンを使って送金ができるようになりました。
よって、受取人が日本にいない場合
受取国から送金指示することができません。
2.外貨両替手数料が高い。
(下の画像:クリックすると拡大)

※あくまでも参考情報です。
現在の両替レートは、こちらからわかります。
※毎回逆算(1÷提示レート)する必要があり、
他社と比較しにくい。
3.別途手数料がかかる可能性がある。
最近の海外送金サービスと比べて
すっきりした手数料体系ではありません。
以下は、細かいことですが上げておきます。
4.送金国が限られる。(2015年11月現在)
※今後拡大する可能性があります。
〔北米〕 アメリカ、 カナダ
〔アジア〕 中国、 韓国、 香港、 インド、
インドネシア、 ネパール、バングラディシュ、
フィリピン、 マレーシア、 ベトナム
〔ヨーロッパ〕 スイス、 イギリス、 スペイン
〔オセアニア〕 オーストラリア、 ニュージーランド
〔中南米〕 ブラジル、アルゼンチン、ボリビア、
エクアドル、グアテマラ、ガイアナ、ホンジュラス、
ハイチ、メキシコ、ニカラグア、パナマ、ペルー、
エルサルバドル、トリニダードトバコ、ウルグアイ、
ベネズエラ、
5.送金金額は7,000円〜450,000円程度まで
(送金手数料込)
※1ヶ月では50万円まで
最近海外送金ビジネスに進出した金融機関としては
小額ですが、外貨両替手数料率が高いので
これくらいの限度額で十分かもしれません。
以下に送金できる中国、韓国、
フィリピン、ブラジルの状況をまとめます。
【中国】
→ 受取拠点と受取方法
〔米ドルからの両替コスト〕
中国での米ドル→中国元への両替は
0.2%程度の上乗せと思われます。
〔参考情報〕 中国銀行の外貨両替レートの例

→ 中国銀行の現在の両替レート
〔中国での受取りについて〕
米ドルでの送金になり、
中国銀行窓口で元へ両替します。
※個人の海外送金受取額は総額で
年間5万米ドル相当額に制限されています。
また、中国銀行は窓口・口座送金それぞれに対応しますが、
NTTドコモのサイトには省名しか記載されていません。💦
中国の省は広大で営業網も多いので
問い合わせると各省内の各市、
さらに市内の分行へは送金・窓口受取ができる
とのことです。
【中国での窓口受取】
中国銀行(BANK OF CHINA) GUANGDONG, FUJIAN, ZHEJIANG
分行以下の支行については、中国語で「チャオホゥイトン」を利用した受取りであることを
伝えて現地金融機関へ問い合わせてください。
※中国銀行の問合せは、英語・中国語のみです。
電話 +862195566)
【韓国】
→ 受取拠点と受取方法
〔米ドルからの両替コスト〕
外貨両替の上乗せは1%程度のようです。
〔参考情報〕 ウリィ銀行の外貨両替レートの例

→ ウリィ銀行の現在の両替レート
入金のさいの手数料、その他情報については
各金融機関に問い合わせてください。
【フィリピン】
→ 受取拠点と受取方法
〔米ドルからの両替コスト〕
外貨両替の上乗せは0.4%程度のようです。
〔参考情報〕
フィリピンナショナル銀行の外貨両替レートの例

→ フィリピンナショナル銀行の現在の両替レート
入金のさいの手数料、その他情報については
各金融機関に問い合わせてください。
〔フィリピンでの受取拠点の注意〕
金融機関によって、窓口受取と口座入金が分かれます。
(現在は口座入金のみ)
【ブラジル】
→ 受取拠点と受取方法
米ドルからの両替コストについては調査中です。
(多くの銀行サイトがポルトガル語のため
苦労しています。)
〔その他の受取国〕
docomo Money Transferのページ
対象国/受取金融機関について をご覧ください。