絶好の円高なので外貨を手当てしたい。
でも、すぐにまとまったお金を用意できない。
そんな経験はありませんか?
そんなときに便利なのが外貨の現受です。
ある程度の取引証拠金を用意しておけば
必要な外貨の総額を
タイミングよく(仮)手当てできます。
※注 必要な取引証拠金については
デメリットで説明します。
まずは、必用になったらすぐ利用できるよう、
口座開設しておくことをすすめます。
おすすめするのは
・千通貨単位の取引
・外貨両替のコストがゼロ
・出金までの日数が速い
の、YJFX!!です。
関連情報 YJFX!!の現受
≪外貨買建てと受渡の手順≫
.ふさわしい額の取引証拠金をつんでおき、
タイミングを見ながら必要な外貨額を買建てする。
※レバレッジ10倍であっても、1割以上の
取引証拠金をつむことをすすめます。
その後は、海外送金をする半月程度前に
.必要な円全額をFXに入金して外貨受渡をし、
外貨を受取る。
.国内銀行の外貨預金口座へ出金指示し、
届いたらその銀行から海外送金する。
※外貨出金と海外に届くまでの日数を
計算してください。年末年始など
国内外の休日が多い時期には注意が必要です。
という流れになります。
関連情報 外貨受渡の利用
〔個人での利用例〕
将来
・留学やロングステイのため
海外送金する
・海外で不動産などを購入する
が、今の円高のタイミングで
外貨を手当てしておきたい、
そんな人に便利な方法です。
〔会社、個人事業主での利用例〕
・今のレートで外貨の手当てをしたいが
お金がすぐに用意できない。
(借入れ、手形割引していては大変です。)
・FXの取引手法を利用して資金管理をしたい、
そんな法人にすすめます。
【外貨現受のメリット】
.外貨買建てするときに、
必要な円全額を用意する必要がありません。
外貨受渡をする前に
FXに必要額を入金することで対応できます。
そのほかお得な点は
2.買建てした外貨額に対する利息
(スワップポイント)を受取れる。
(外貨普通預金の利息はわずか)
というメリットもあります。
しかし、十分な取引証拠金を積まないまま
買建て後に急激な円高がすすむと
ロスカット(強制決済)されることがあります。
このデメリットについてこれから考えます。
【外貨現受けのデメリット】
買建てしてから円高がさらに進むと
評価損がふくらむため
取引証拠金が足りなくなり
ロスカット〔強制決済〕されることがあります。
※25倍〜など高いレバレッジでの取引は危険です!
しかし、ショックを受けるかもしれませんが
ロスカット(強制決済)は
本当にデメリットでしょうか
以下の例を考えてみます。
例1 ロスカットされたレートと
同じ程度の為替レートで
もう一度取引証拠金を預けて
再度外貨を買建てすることができます。
ロスカットで失ったお金は、
後から買建てしたポジションを
外貨現受をしたときに節約できる額と同じです。
(若干の取引手数料の負担はあります。)
〔一例〕
1.1米ドル100円で1万ドルを買建て
→ 外貨受渡の必要額100万円
2.1米ドル100円で1万ドルを買建てしたが
1米ドル90円でロスカット → 損失10万円
しかし、すぐに1米ドル90円で
1万ドル買建てし外貨受渡 → 必要額90万円
つまり、1.2.の必要額は同じです。
例2 ロスカット後さらに円高が進んだとき、
もう一度外貨の買建てができます。
最初に買建てしたまま外貨受渡をするより
節約になります。
※注 節約:ロスカットされたレートと
再度買建てしたレートとの差になります。
(若干の取引手数料は必要です。)
〔一例〕
1.1米ドル100円で1万ドルを買建て
→ 外貨受渡の必要額100万円
2.1米ドル100円で1万ドルを買建てしたが
1米ドル90円でロスカット → 損失10万円
次に、1米ドル80円で1万ドル買建てし外貨受渡
→ 必要額80万円
1.2.を比較すると
2.の方が10万円お得です。
ということで、円高が続くときなら
外貨を持ち続けるより、実際には
ロスカットで決済されるのは
賢明な方法ともいえます。
関連情報 法人での利用
海外とお金のやり取りをする限り
為替レートの変動と付き合わざるをえません。
驚くような変化を経験するかもしれません。
関連情報
2009年2月9日までの主要各国の為替レートと金利の変化
円安のときに手に入れた外貨を持ち続けるのが
必ずしも正しいとはかぎりません。
むろん
・予定より早く日本に帰国する
・海外の商取引相手の情況が変わる
かもしれません。
お金の性格に合わせて、無理のない範囲で
外貨現受を利用することをすすめます。
以下は、わたしが子供の留学資金の
運用に使った方法です。
参考になればうれしく思います。
〔始めに〕
1.予定する海外生活期間に必要な総額(概算)を
現在の円レートで計算します。
2.毎年、送金する金額の半分程度を
FXの取引証拠金に預けて、
為替レートを見ながら、
1年間の送金額程度の外貨を
早めに買建てします。
※為替レートが少々変動しても
追加の買建てにも対応できるでしょう。
このようにしておくと、買建て額(!)に対して
金利〔スワップポイント〕を受取れます。
〔円高、円安への対応〕
3.その後円高が進むことがあります。
そのときはタイミングを見て、さらに
翌々年分費用程度の外貨の買建てを追加します。
(もともとの円での予定額より安く済むので
問題はありません。)
そしてそのまま円安の状態ならそのままキープします。
4.最初の買建て後に円安が進むことがあります。
そのときは、1年間にはさまざまな変化があると考えて
当分の間静観します。
※円安がそのまま続くなら
資金予定を変更する必要があります。
〔外貨受渡、円安が進んだときの売り決済など〕
5.外貨を送金する半月程度前までに
外貨現受をします。
(外貨受取り、海外に届くまでの余裕日数)
6.円安が行き過ぎ、これからは円高と
考えたら翌々年分の買建てした外貨の
売決済をします。
(ちょっとした小遣いになります。)
7.円高になったらまた外貨の買建てをします。
このくりかえしです。
〔追加して伝えたい事柄〕
将来の外国為替レートはだれにもわかりません。
外貨現受をしたらその後円高になるかもしれません。
しかし、本来予定していた円での金額で
収まったと考えてください。
一方、これからは円安と考えて、
必要な外貨すべてを
FXで買建てしておくこともできます。
しかし、何かの事情で海外生活を
終えざるを得ない事態になり、
損でも決済しなければならないこともあることを
考えておく必要があると思います。
個人的には
「最初に予定した金額を超えなければ十分、
すこしおつりが出たらうれしい。」
と考えると、
かえってよい結果がでるように思います。
ワーキングホリデーに向けて、今現在用意できている資金は全て両替済みです。
でもまだあと60万円ほど両替したいと思っていて、今両替のタイミングじゃないかと思うんですが、手持ちが無いので諦めていました。
このページを見て目から鱗です。
良い情報をありがとうございました。
マネーパートナーズを使っているんですが、今回のケースについて、今ひとつ操作方法が分からないです。FXの投資で買ったり売ったりもちょっとだけやっているんですが、それと同じでしょうか?
この前はみずほ銀行の情報ありがとうございました。
>FXの投資で買ったり売ったりもちょっとだけやっているんですが、それと同じでしょうか?
詳しくはマネーパートナーズの以下のページを見てください。
http://www.moneypartners.co.jp/fx/partnersfx/deli.html
※外貨を買建てするところまでは一般的なFX取引と同じです。
現在同様のサービスをしているなかでのお勧めのFX会社は、サイバーエージェントFXです。
関連情報 サイバーエージェントFXの現受
http://kaigaisokin.seesaa.net/category/8265199-1.html
十分に準備して出かけてください。
元気で帰ってこられることを願っています。
追伸
セントラル短資FXに口座があれば、海外で使い残した外貨があったときの両替に便利です。
海外からの送金 FX利用の基本
http://kaigaisokin.seesaa.net/article/128046017.html