最近、資産運用以外の目的で
ロングステイなどで海外生活に便利とか、
またビザ取得に求められる預金額を海外送金するために
・HSBCプレミア口座を開設する。
・日本に居ながら滞在国の海外預金口座開設する
例を聞くことがあります。
〔HSBCプレミア資料(表)〕

(クリックすると拡大します。)
〔HSBCプレミア資料(裏)〕

(クリックすると拡大します。)
HSBCプレミアの
・海外送金や海外生活での利用
・投資運用先としての魅力
について感じたことを
・シティバンク(日本)のシティゴールドのサービス
と比較してみました。

さらに
・オフショア銀行やその他のオフショア投資案内
・他の証券会社など
のサービスの違いについて気づいたことをまとめます。
まず日本のHSBCプレミアのサービスで気づくことは
1,000万円以上を預けて投資・資産管理をするための銀行
ということです。

※要求される1,000万円を下回ると月間5,000円のペナルティがかかります。
〔お断り〕
日本のHSBCには口座開設していません。あくまでも資料を読んだ上での感想です。
◎ 一般的な金額の海外送金に適用されるHSBCプレミアの外貨両替レート
→ HSBCプレミアの為替レート
※一般的な日本の銀行と同レベルの外国為替(外貨両替)手数料です。
しかし資金が大きくなると 割引 があります。
しかし、サイバーーエージェントを利用すると外貨両替手数料は
無料になります。
関連情報 サイバーエージェントFXの現受
※※HSBC香港、HSBCシンガポール(それぞれの両替レートにリンク)の方が
外貨両替手数料が割安です。
【シティバンクの海外送金とシティゴールドについての情報】.シティバンクとHSBCの比較
シティバンクはは2008年からの金融危機の影響で業績が悪化したため経営再建中ですので、シティバンクの資産内容はHSBCと較べて見劣りします。経営の安定性ではHSBCが有利です。
参考情報 シティグループの株価下落、公的管理と外貨預金.シティゴールドは預入資産1,000万円以上の顧客に適用されます。
しかし、HSBCと異なりシティゴールド適用後に預入額が1,000万円を下回ってもゴールドのサービスは基本的に継続し、ペナルティもかかりません。.たいていの国では、シティグバンクやHSBCで外貨預金口座を維持するには1万米ドル以上を維持しないとペナルティがかかります。
.たいていのオフショア銀行口座には1千万円以上を預けなることが求められます。また外貨両替手数料や海外送金手数料は日本の銀行より割高です。
.シティグループHSBCグループとも、海外送金を受けるときに受取銀行手数料がかからないようです。 関連情報 中継・受取銀行手数料
【海外送金や海外生活での利用】
1.海外送金手数料
HSBC : HSBC間の海外送金手数料無料、その他はHSBCの定めた手数料
シティゴールド : すべて無料
海外送金手数料ではシティバンクが有利です。
2.外貨両替手数料
HSBC : 通貨や金額により割引
シティバンク : 特になし(時々サービスキャンペーンがあります。)
日本ではFX、海外でもカレンシーオンラインや欧米の一部金融機関を利用すると
外貨両替手数料を大幅に節約できることができます。

外貨両替手数料割引サービスはそれほど必要はないかもしれません。
関連情報 サイバーエージェントFXの現受
マネーパートナーズのコンバージョン 外貨受渡の利用
3.海外口座開設サービス (パンフレットは上記画像)
日本にいながら海外の銀行に口座開設できると、
・留学、ロングステイ、海外赴任などで海外生活を始める前に預けておけば良い。、
・海外投資のための口座開設に海外に出かける必用がない。
ので便利です。

(三菱東京UFJ銀行が一部の国を対象に同様のサービスをしています。)
〔参考情報〕
海外生活で利用しやすい銀行か という点も大切かもしれません。
・利用できるATMが生活圏にない、VISAデビットがないなど
日本のようにATMの共同利用ができない国ではけっこう面倒です。
・円を含む外貨預金口座の口座維持に要求される預金額が大きい。
(常に1万米ドル以上の残高を求められる銀行があります。)
・地元金融機関などが提供する有利な外貨両替を利用できない。
関連情報 シティバンクの円建て送金とCIMBでのおとくな両替(別ブログ)
海外生活で利用しやすい銀行に口座開設するまでは
・クレジットカード、VISAデビット、トラベラーズチェックで対応する。
そして
・海外から郵送で日本のシティバンクに送金を登録をして海外送金する。
もしくは
・海外に出かける前にカレンシーオンラインに資金を預けておき
現地国に口座開設した後ネット上で送金先を登録し、海外送金する。
ことで対応することができます。
【外貨キャシュカード】
〔HSBCプレミア 外貨キャッシュカード(表、見開き)〕
関連情報 HSBCプレミアのインターナショナルキャッシュカード(円・外貨)


(クリックすると拡大します。)
〔HSBCプレミア 外貨キャッシュカード(次の見開き)〕

(クリックすると拡大します。)
HSBCプレミア : 22通貨で利用できる外貨キャッシュカードや家族カードが作れ
その通貨の預金口座からキャッシングできます。(外貨両替手数料なし)
シティバンク : 米ドル外貨キャッシュカードだけです。(外貨両替手数料なし)
シティバンク(オフショア) : 主要国通貨に対応するキャッシュカードがあります。
共同名義にすると家族それぞれのキャッシュカードでキャッシングできます。
(家族1人に対して1枚、利用通貨の変更には電話連絡が必用)
外貨キャッシュカードはATMでの引出額に制限があり小額の現金が必要なときに便利ですが、クレジットカードやデビットカードのようにキャッスレスの買い物に使えません。

・少々の手数料がかかる。
・銀行で外貨に両替するときの手数料
を考えると、当面使う予定のない外貨を持っているなら別ですが
日本や現地国のクレジットカードやVISAデビットが便利かもしれません。
【ファミリーサービス】
〔HSBCファミリーサービス バンフレット(表)〕

(クリックすると拡大します。)
〔HSBCファミリーサービス バンフレット(裏)〕

(クリックすると拡大します。)
たいていの国ではビザや学校紹介があれば、HSBCを含め銀行口座を簡単に作れます。
外貨預金は別としても欧米ではHSBCは個人が普通に利用する銀行です。
ですから
・海外に出かける子供のために前もって日本で口座開設できる。
・中学生までの年齢での海外留学
などにメリットがあるかもしれません。
以下の内容は海外送金には関係しません。
HSBCで投資を考えている人に役立つかもしれない情報です。
【投資運用先としての魅力】
1.HSBCは一般的な投資対象を案内
資料を読むと一般的な投資信託を案内しています。
日本からさらに絞った対象に投資したい人に対応できるのでしょうか。
海外に口座開設して豊富な投資対象と投資金額の自由度が高いところでの投資を考える必用があるかもしれません。
※日本でもアイザワ証券、キャピタルパートナーズ証券などは
特徴のある投資先を紹介してます。
2.手数料負担
一般的に日本の投資信託の弱点は、
・買付手数料
・信託報酬などの毎年かかる手数料
が高いことです。
海外のHSBCの手数料体系はどのようなものでしょうか。
※シティオフショア銀行の手数料体系は日本並みかさらに高いと感じました。
特定の担当者が予約時間に個室や仕切られたブースで対応するには
それなりのコストがかかるのでやむをえないかもしれません。
3.税金対策
オフショアから投資しても投資収益に対して税金を支払う義務があります。
節税を考えた投資対象の選択、預けた資産に対する秘匿性を高めるため
オフショアパラダイスのような法人設立までのサービスは別途必要になります。
※複雑な投資商品になるほど問題が起きたときの対応に手間がかかるかもしれません。
投資環境が変化したときすぐに換金できることも大切なことです。
海外での投資には、
・英語などの現地言語への対応
・ふさわしい投資知識
が必要になります。
すべて自己責任で決定してください。

HSBCプレミアの記事を書いていて、こちらのブログに
たどり着きました。
先程トラバさせていただきました。
何か色々と詳しいですね。
他のエントリーもよく読ませていただきますっ!