日本のクレジットカード、デビットカードは
どの程度まで利用できるのでしょうか。

ちょろいもんだぜ中国生活の
「のむてつ」さんにおたずねしました。
〔参考情報〕
受け取る人が現地のATMでキャッシングできるなら
30万円程度までの金額なら
銀行などから海外送金するより
ATMを利用してキャッシングするほうがお得です。
【質問】
中国で日本のクレジットカードは
(デビットカードを含む)
どのくらい利用できるのでしょうか。
【答え】
VISA、マスター、アメックス、JCBなどの
国際クレジットカードが使える店舗は、
ホテルや高級レストラン、デパート、
外資系の大型スーパーなどに限られます。
その中でも、VISA、マスターは、まだいいのですが、
アメックス、JCBとなると、使える店が少なくなります。
しかし、銀聨(ぎんれん) という
中国のデビットカードのものなら
割と多くの場所で使えます。
※中国の銀行のキャッシュカードは、
全部、銀聨カードになっています。
[解説]
中国ではクレジットカードの利用は
まだ一般的ではないようです。
ですから、ある程度の現金は必要かもしれません。
最近は、日本のクレジットカードにも
銀聨が付帯するカードがあります。
また、中国銀行東京支店(名古屋、大阪にも支店)で
銀聨カード〔デビットカード〕を持つこともできます。
(元預金、さらに円預金から引き出すことができます。)
関連情報
中国銀行(Bank of China)東京支店利用のメリット
【質問】
ATMを利用したキャッシングはできますか。
【答え】
ATMに関しては、たくさんありますよ。
地方都市でも、不自由は、しません。
これは、一年ほど前に、
出産に立ち会うということで、嫁さんの実家
(貴州省という中国で一番貧しい省)
に3ヶ月滞在したときに、経験しました。
農村部はわかりませんが。
地方都市レベルでしたら問題なしです。
ただ、plusマークなどはなく、
新生銀行のカードは使えませんでした。
[解説]
今は世界のたいていの場所で
ATMを使ったキャッシングができるようになり、
本当に便利になりました。
ところで外貨両替率がお得なイーバンクカードは
残念ながら『plus』です。
地方都市では使い勝手が良くないかもしれません。
Cirrus Maestro Star などのマークの入ったカードも
用意しておくとよいかもしれません。




【質問】
中国(上海)ではATMを利用するとき
英語の表記がありますか。
【答え】
あります。使うときに選ぶことができます。
[解説]
海外でATMを使うときに困るのが文字表記です。
英語表示があるならなんとかなります。
【質問】
日本のカードを使ってATMからキャシングするときに
一日、もしくは1回の限度額はどのくらいでしょうか。
【答え】
一回の引き出し限度額は、基本的に、
普通人民元口座のATM引き出し限度額と同じで、
選ぶ金額の画面が海外口座の場合でもまったく同じです。
日本のカードを使ってATMからキャシングするとき
一日の限度額について中国銀行にたずねると、
「一日の限度額は、日本の銀行の
キャッシュカードで定められた金額です」
との回答でした。
また、一回の限度額は、
それぞれの銀行のATMで決まっており、
身近にあるところで、調べたところ、
・中国銀行 2500元
・中国工商銀行 2500元
・交通銀行 2000元
・浦東開発銀行 3000元
というような感じで、少し差があります。
[解説]
日本円での引き出し限度額が上限で、
1回の引き出し額は2,000〜3,000元、
つまり3−4万円程度になるということです。
1日に日本円での上限まで
何回でも引き出せるのでしょうか?
またのむてつさんにたずねてみます。
【質問】
スキミングの危険はありますか。
【答え】
住んでいる日本人どうしで
そんなに聞いたことがありません。
[解説]
クレジットカードの普及はこれからで、
将来の問題かもしれません。
しかし、不正利用は
毎月利用明細をチェックするとわかります。
もし不正利用があったら
カード会社に事情を説明して支払いを拒否し
カード番号を変更してもらうとよいでしょう。
あまり信用できない店では使わないことが一番です。
関連情報
デビットカードの利用
クレジットカードの利用
急ぐときの送金
【その他の質問】
一度元に変えた現金を円に両替できるでしょうか。
【答え】
最初に円から元に両替したときの両替証があれば、
元現金もその範囲内で円に戻せますよ。
逆に本来、人民元の持ち出しが
禁止だったような気がします。
でも、円に戻すときのレートを
考えたことも、なかったです。
[解説]
中国銀行の両替レートにも
元のCash SElling Rate は表示がありません。
まとまったお金を両替するときは、
銀行や両替商でするほうがよいかもしれません。
あとは、両替したお金は
中国国内で全部使ってしまうことでしょう。

のむてつさん、
ありがとうございました。