現金に両替した外貨
・海外から持ち帰った外貨現金
を、日本から海外送金することはできるでしょうか。
手持ちの外貨現金を海外送金することはできます。
しかし、手持ちの外貨現金を
銀行の外貨残高にする手数料が
驚くほどの高いのです。
〔2010年9月 追加情報〕
みずほ銀行取扱い外貨なら
その通貨の外貨預金口座を作り、500円の手数料で
外貨預金に預入することができます。
関連情報
外貨現金を海外へ持参するときにお得!その他みずほ銀行の外貨預金利用法 の最期
≪外貨預金に預けてお得に両替・外貨送金する方法≫
をご覧ください。
どうしてそれほど割高なのでしょうか。
というのは円は日本の通貨ですから、
どの金融機関でも円の現金を間違いなく預かってくれます。
しかし、外貨現金は日本では流通しませんので、
銀行はそのまま預かってくれません。
一度外貨現金を銀行の帳簿上の外貨残高にする必要があり、
そのときに手数料をとられます。
では、銀行はどのくらい手数料を取るのでしょうか。
(すべての銀行が外貨現金を受け取るわけではありません。)
三菱東京UFJ銀行にたずねてみると
1単位通貨当たりTTBとCASH.Bの差額を求められます。
※TTBとCASH.Bは、三菱東京UFJ銀行
外国為替一覧から知ることができます。
(クリックすると拡)
1万通貨では、
・1万米ドル(約120万円)に対して2万円
・1万オーストラリアドル(約85万円)に対して7.7万円
・1万イギリスポンド(約185万円)に対して8万円
・1万ユーロ(135万円)に対して2.5万円
・1万ニュージーランドドル(約80万円)に対して6.7万円
・1万カナダドル(約95万円)に対して7万円
と相当高額になります。
(2015年10月)※今後変動することがあります。
銀行にとっても、受け取った外貨現金を
ふさわしいところ(海外?)で両替するか
他の顧客に販売するしかないでしょうから、
手数料を取るのもやむをえないでしょう。
外貨現金を海外送金するまでには
驚くような費用がかかりますが、
銀行は、わたしたちが外貨預金をするときに
TTSレートで両替します。
一方、お客に外貨現金を販売するときは
CASH.Sのレートで両替します。
※三菱東京UFJ銀行 外国為替一覧 を見ると
TTSとCASH.Sの間に結構な開きがあります。
参考情報 日本で外貨を現金に両替するのはお得?
高い外貨両替手数料を払って外貨現金を持っても、
・海外旅行で使う
・海外に持ち出して預金する。
以外にはあまり利用価値はありません。
海外から外貨を現金で持ち込んでも同様ですので
・小額なら海外で円に両替してから帰国する。
・まとまった金額なら
海外から日本の外貨預金口座に送金しておき、
帰国後銀行などで両替する。
方がたいていお得になります。
参考情報 海外から国内への送金