外貨現金 は
・海外で使う。
(ショッピング、チップなど)
・海外の銀行などに預ける。
ことができます。
しかし、日本で外貨現金に両替するのは
海外送金に比べてお得でしょうか。⁉
外貨を現金で持ち歩くメリット
デメリットを考えます。
〔参考情報〕
日本へ帰国するときのお金の持ち帰り方については
関連情報 海外生活を終えるときの外貨両替と海外送金
をご覧ください。
【外貨を現金で持つことのメリット】
・海外ですぐに使える
・海外送金手数料やその他の手数料、
送金の手間がかからない。
(海外送金との比較)
・カードやATMのトラブルでお金が引き出せない
、スキミングなど不正利用の危険がない。
(海外ATMとの比較)
・(海外で使える)小切手の発行手数料、
現地での換金の手間や手数料がかからない。
(デマンドドラフト〔demand draft〕との比較)
・財布が、おつりの硬貨で一杯になりがち
があります。
【外貨を現金で持つことのデメリット】
・盗難・紛失にあうと、
戻ってくる可能性はまずない。
・両替手数料が高い!💦
があります。
外貨現金を受け取る外貨両替手数料は、
特に米ドル(+せいぜいユーロ)以外では
驚くほどの外貨両替コストがかかっています。
それぞれ千通貨に対する外貨両替手数料分は
・米ドル(約12.3万円)→ 2.8千円(2.3%)
・ポンド(約19.9万円)→ 12.0千円(6.0%)
・ユーロ(約15.1万円)→ 4千円(2.6%)
・オーストラリアドル(約10.7万円)→ 9.8千円(9.1%)
・ニュージーランドドル(約10.2万円)→ 8.7千円(8.5%)
・カナダドル(約11.2万円)→ 7.6千円(6.8%)
・スイスフラン(約12.7万円)→ 4.9千円(3.9%)
・スウェーデンクローネ(17.8万円)→ 2.4万円(13.4%)
・デンマーククローネ(約22.0万円)→ 2.3万円(10.5%)
・ノルウェークローネ(約18.5万円)→ 2.3万円(12.5%)
(1万通貨に対して)
・タイバーツ(約4.1万円)→ 4.0千円(9.6%)
・香港ドル(約18.0万円)→ 2.4万円(13.3%)
・シンガポールドル(約9.7万円)→ 5.84万円(6.3%)
(100通貨に対して)
・韓国ウォン(約12.5万円)→ 1.5万円(13.4%)
とくに主要通貨以外の手数料負担が重いのがわかります。💨
※2014年12月30日の三菱東京UFJ銀行の
トラベラーチェック・外貨現金両替相場」から
計算しました。(他の銀行もほとんど同じ)
※※米ドルなどの両替では
大黒屋などの両替商が少しお得です。
〔トラベラーズチェックについて〕
大手のアメリカンエキスプレス(アメックス)は
2014年3月31日、日本でのトラベラーズチェック販売を
終了しました。
→ トラベラーズ・チェック販売終了のお知らせ
T/Cの時代は終わったと思います。
では、どうすればお得に外貨現金に両替できるでしょうか。
以下にその方法を紹介します。
T.日本国内で
1⃣.日中の成田空港、羽田、関空、セントレアから
海外へ出発する人は
マネーパートナーズの外貨受渡を利用すると
米ドル、ユーロ、ポンド、スイスフラン現金を
手数料
・両替コスト 千通貨あたり 200円
・1回500円
だけ受取ることができます。💓
詳しくは、
関連情報 お得な外貨空港受取 をご覧ください。
2⃣.ドルーユーロの外貨宅配を利用する。
ネット上の申し込みと銀行送金で
空港の両替所、銀行や一般の両替商より
ずっとお得に外貨を手に入れることができます。
・日中に両替商や銀行まで出向けない人
・急いで外貨が必要な人
・手間や難しい手続きを望まない人
にすすめます。😃
詳しくは、
関連情報 ドルユーロの外貨宅配 をご覧ください。
そのほか少し手間がかかりますが
3⃣.米ドル、ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドル、
スイスフラン、(カナダドル)の場合
(1)みずほ銀行に欲しい外貨で普通預金口座をつくる。
(2)YJFX!!で両替した外貨を、みずほ銀行の
外貨普通預金口座へ送金する。(手数料2,500円)
(3)みずほ銀行で、外貨現金取扱手数料(1,000円)を払って
外貨現金を受け取る
方法があります。
※カナダドルを取り扱わない支店があります。
参考情報
外貨現金を海外へ持参するときにお得!その他みずほ銀行の外貨預金利用法
U.海外のATMで
4⃣.クレジットカードの海外キャッシング
日系のクレジットカードなら
現地国のATMでキャッシングすると
すべての現地通貨で
・両替コストゼロ
・1回210円(+現地ATMの利用手数料〔無料もあり〕)
・返済日まで月1.5%程度の支払金利
(繰上返済して支払利息を減らすことも可能)
お得に外貨現金を引き出すことができます。😃
関連情報 クレジットカードの海外キャッシング
5⃣.マネパカード
円からの両替コストは約0.7%と大変お得に
米ドル、 ユーロ、 ポンド、
オーストラリアドル、 香港ドル
を引き出せます。
関連情報 マネパカード
さらに、利用するときに円安になっていても
前もって外貨に替えておくなら問題ありません。🎶
海外で必要な額だけを
そのつどキャッシングすれば
まとまった現金を持ち歩く危険を避けられます。😃
※毎回の利用手数料、現地ATM利用手数料がかかります。
〔参考情報:そのほかのカード〕
1.VISAデビットカードが次いでお得です。
関連情報 VISAデビットカード
また、日本の地元の銀行で
クレジットカードとキャッシュカード両方の機能を持つ
カードがあるならさらにお得です。
関連情報 地域限定カード
2.その他の海外でキャッシングできるカードは
両替コストが割高です。
関連情報 国際キャッシュカードは便利だけれどお得ではない!
その他カード
ということで、ちょっと工夫すれば
・日本
・海外
でお得に外貨現金を得る方法があります。💡
【トラベラーズチェックについて】
〔追加情報〕
大手のアメリカンエキスプレス(アメックス)は
2014年3月31日でトラベラーズチェックの販売を終了しました。
→ トラベラーズ・チェック販売終了のお知らせ
トラベラーズチェックは、
外貨現金よりお得なレートで両替できますが、
→三菱東京UFJ銀行「トラベラーチェック・外貨現金両替相場」
発行手数料が2%程度かかるうえ
小切手があまり利用されない国では
・換金手数料を取る金融機関
・受取拒否をする店
があります。
最近は、日本でもトラベラーズチェックを
取扱う金融機関が減っているので
海外で利用できるカードに役割をゆずっています。