海外生活をサポートするエージェントに
お金を預けてトラブルに巻き込まれる事件が
たびたび起こっています。
・入学金・授業料関係
ゲートウェイ21の破産(ヤフー・ニュース)
※最後にニュースの内容を載せておきました。
続報は、
ゲートウェイ21問題と海外送金の必要
をごらんください。
・ロングステイ関係
マレーシア1,400万円強奪事件
(ロングステイ・イン・トロピカル・マレーシアより)
※現金を運んでいたのは
ビザ取得を仲介するエージェントと聞いています。
・海外不動産購入など
恐るべし日本人ロングステイヤー
ケース1 に注目!(All aboutより)
わからないことを日本語で教えてくれ、
エージェントを通してでなければ
申請や契約ができない国もあります。
そして、海外送金をするには
「面倒な手続き」と「けっこうな費用」がかかります。
これから海外にでかけるため現地に銀行口座ないとき
エージェントが「お金を預かってくれる」のは助かります。
しかし、(エージェントに支払う手数料以外に)
大切なお金を預けるのはどうでしょうか。
信頼できるエージェントであっても、
会社や個人の破産、盗難など、
予測できないことが起こることがあるあります。
そのとき、大切な自分のお金はどうなるのでしょうか。
エージェントはそれを手助けするのが本来の仕事で、
『自分のお金は自分で守る』必要があります。
エージェントに助けてもらって
銀行口座を開設する必要があるかもしれません。
しかし、学費や預金・投資するお金は
本来自分で目的先に海外送金するものです。
海外での手続は不案内で心配かもしれません。
言葉や手続がわからないなら、
・信頼できるエージェントや友人に教えてもらう
ことでしょうし、
・費用がかかっても通訳を付ける
・弁護士などを立てて契約書を作成する
必要があるかもしれません。
そのような手間やかかる費用を惜しむと、
問題が起きたときには解決が難しくなります。
[参考情報]
会社や個人としての保証を除いて、
海外での生活を助けるエージェントが
顧客の大切なお金を守るために
別途に対策を立てることはまれです。
一方、たいていの金融機関は、顧客資産を守るために
自己資金以外に保険や信託銀行と契約を結んでいます。
例:1,000万円まで保証する「預金保険」
FXの「信託留保」制度、など
『エージェントをどこまで信用するか。』
を決めて、その範囲で起こった問題は
自分の責任と割り切ることです。
また、そのような関係があれば
エージェントと顧客の間に
ふさわしい信頼関係が生まれると思います。
ということで、エージェント任せにせず、
『大切な自分のお金は自分で管理する。』
のが海外生活の第一歩ではないでしょうか。
【ヤフー・ニュースの内容】
<ゲートウェイ21>留学支援大手が破産 年8000人利用9月29日15時1分配信 毎日新聞
海外留学仲介大手の「ゲートウェイ21」(東京都新宿区、福井伴昌社長)が営業を停止し、30日にも東京地裁に破産を申し立てることが29日、分かった。同社代理人の弁護士事務所が明らかにした。負債総額は約12億9000万円で、留学予定者が前払いした約9億5000万円が返還不能になる可能性があるという。
同社は資金繰りが悪化し、26日に営業停止した。同社から現地手配業者に代金が支払われていないケースが多く、今後渡航できない事例が多数発生するとみられる。
民間の信用調査会社や同社ホームページ(閉鎖)によると、同社は平成9年設立。アメリカ、カナダ、メキシコ、オーストラリア、イギリス、アイルランドなど海外13カ国31都市を対象に、語学留学やホームステイなどの海外留学を仲介。年間約1万人の実績がある。東京・銀座のほか、大阪、名古屋、広島、福岡などの主要都市に支社を開設。昨年6月決算の売上高は28億5000万円。
同社は10月5日午後6時から「主婦会館プラザエフ」(同千代田区)で債権者説明会を開く予定。